グレイヴ・エンカウンターズ2感想 実話か?フィクションか?

グレイヴ・エンカウンターズ2

グレイヴ・エンカウンターズ2

(C)2012 Death Awaits Cinema Ltd. ALL RIGHT RESERVED

皆様おつかれさまです。

冬も本場さながら、日中は暖かい日もちらほら。

冬になると寝ても寝てもねむたい人もいるんじゃないでしょうか?

冬うつという症状があるらしいですね。

精神病にはできるだけかからないように努めたいものです。

 

精神病棟のホラーといえば??

グレイヴ・エンカウンターズ!!

こちらを思い浮かべる方はまずまずいないでしょうが(笑)

 

やっとグレイヴ・エンカウンターズ2を見ることができました!

なので感想を書いていきたいと思います!

 

一言あらすじ:1作目の映画は実話だと信じて病棟に足を運ぶ。

一言感想:ホラーだけど人間臭い

 

映画詳細

  • 監督:ジョン・ポリカン
  • 制作:カナダ(2012年)
  • 上映時間:99分

キャスト

  • リチャード・ハーモン
  • リアン・ラップ
  • ディラン・プレーフェア
  • ハワード・ライ
  • ステファニー・ベネット
  • ショーン・ロジャーソン

あらすじ

前回どのように終わったのか覚えていますか?

または1作目を見ていない人もいるのでしょうか。

グレイヴ・エンカウンターズ1のあらすじ

(C)2010 DIGITAL INTERFERENCE PRODUCTIONS INC. and TWIN ENGINE FILMS LTD.

「グレイヴ・エンカウンターズ」というチームのメンバーは
超常現象や怪現象を題材にTV番組製作を行っていました。
今回の収録は、精神科病院の廃墟です。

主人公のランスは心霊などは信じておらず、
番組が盛り上がるように軽い気持ちで一晩、撮影を始めるのでした。

入口に鍵を掛け、管理人に翌日の朝開けるように指示します。
中に入り込んだグレイヴエンカウンターズのメンバーたち。
カメラをセットして撮影を進めていく内に違和感を感じ始めます。

1度徘徊した時と車椅子の配置が違っていたり、窓が相手いたり…?!
様々ば怪奇現象がメンバーを襲う!!!

メンバーはどんどん減っていき、気づけば残りはランスとサシャの2人。
疲れ果てた二人は延々と続く地下通路の途中で座り込み休息をとります。
するとカメラが急に霧に包まれ、霧が晴れたころにはランス一人になります。

探し回るうちにライトの電池がなくなりカメラの電池も残りわずか。
ネズミを生のまま貪り食う姿、気が狂ったかのように笑う姿。

「”彼”は治ったって…これでやっと帰れる…」
「グレイヴ・エンカウンターズ、ランス・プレストンがお送りしました」

番組終了のきめ台詞で幕を閉じるのでした。

グレイヴ・エンカウンターズ2のあらすじ

超常現象を追跡するTV番組「グレイヴ・エンカウンターズ」の撮影スタッフが廃墟と化した精神病院で消息を絶ち、彼らが撮影していた映像だけが発見された。多くの人々がその映像の信憑性を疑う中、これを信じる映画学校の学生アレックスは、仲間たちを連れてロケ地の廃墟へと足を踏み入れるが……。

映画.comより

>>筆者補足

アレックスあてに「死の番人」という送り主から
映画では非公開の映像が送られてきます。
その不自然の点を解決しようとネットを使用して精神病棟にたどり着く…!

振り返りながら感想(ネタバレあり)

前回の完結した内容からどうつづくのか!

わくわくしながら作品を見ました。

 

※ここから先はネタバレを含みます

若者の行動力は素晴らしい

始まりは「グレイヴ・エンカウンターズの映画」を様々な人の映画レビューで始まります。

作品の中で映画化されていたようです。

レビューは怖さが足りない、めっちゃ怖い、くそだ、リアルだ…

若者たちがさまざまな感想を映像で語ります。

 

なるほど、今回は羽目を外した若者たちが主人公だなとすぐにわかります。

若者がたくさん集まると行動力がUPする。

無茶苦茶なことをしだすのは悪いような良いような。

自分が歳をとったからなのか、若者が無茶をする姿は少し羨ましいです。

 

1作目は精神病棟に入るまでにだらだらと長かったのですが

本作はアレックスの探索能力が高いのか、テンポよく進んでいる気がしました。

 

アレックスを精神病棟に導くように

プリンターが勝手に動いてプロデューサーの情報を提供。

 

物語を進める演出上の都合ということは重々わかっているのですが、

幽霊がやっているんだろうなと思うとなんだか健気。

幽霊が自分たちに興味を持っている人間を引き込もうとする行動力。

ストーカーも顔負けでしょう。

 

かなり昔に殺された精神疾患のある患者がやったとは思えない。

そもそもプリンターとかPCとか使い方知らんだろう。

ってことは、実験を行っていた側のドクターやナースの霊からの連絡なのかな?

 

早速プロデューサーに会いに行くアレックス。

最初は追い返されますが、すぐにおっかけてきて

プロデューサーから「すべて話してやる」とのこと。

ツンデレか。

 

カメラはなしという条件で翌日会う約束を取り付けます。

”カメラはなし”なんて条件、聞かないですよね~。

しっかり隠しカメラを用意して私たちに状況を見せてくれます。

 

「グレイヴ・エンカウンターズの映像は本物」

プロデューサーとの対談で得た情報をもとに

アレックスと、一緒に撮影をしているメンバーで

廃墟となっている病院に向かいます。

 

映画は真実、幽霊はいる!!と信じるアレックス。

アレックスを信じてはいないが、協力する仲間たち。

舞台が整ってやっと現場に向かいます。

 

精神病棟へ侵入!

廃墟のはずなのになぜか常駐している警備員。

君たちはいったい誰にやとわれているんだw

それはさておき…

警備員の目を潜り抜けて忍び込む様子はわくわくします。

 

入ってははいけないところに入る瞬間や

プリズンブレイクのように脱出の瞬間は大好きです。

 

「死の番人」から連絡が入り、待ち合わせをすることになりました。

「トンネルの西端の部屋に午前3時」

そんな時間に待ち合わせ…不審に思わないのだろうか。

しかも入り口は鎖で閉じられている。

 

アレックスたちが鎖を切らなかったら普通の人は入れないので、

中にいる人からの連絡という違和感に気付いてほしいところですね。

 

侵入後、1作目と同様にあちこちにカメラを設置する学生たち。

以前見たバスタブの部屋や勝手に空いた窓や廊下など

1作目を意識してカメラをおいていきます。

 

作品のファンとしてアニメの聖地巡りが流行っていますよね。

そんな感じで映画のファンとして

真似をしているかの様子がなんともかわいらしいな。

 

新しいカメラ

前回は手持ちカメラと設置カメラで

なんの変哲もない暗視カメラでした。

今回新しく登場するのが熱探知カメラ!

 

幽霊がいるところは気温が下がるらしいですね。

気温の変化を目視できるように用意したでしょう。

 

使用直後、背後に靄がかかっている?

何かいるぞ?!と思ったらおならでした。

 

下品な表現ではありますが、おならも熱があるんですね。

しょうもないところで笑ってしまった自分が悔しいです。(笑)

 

ウィジャボード

 

ウィジャボードは知っていますか?

海外版こっくりさんのようなものです。

 

アルファベットと「YES」「NO」が書かれた板と、

手をのせる小さな板があり、手をのせて霊に話しかける。

霊が下りると、手をのせている板が動くというものです。

 

待ち合わせの西側の部屋に来るも誰もいない。

「死の番人」は遅刻??

待っている間に見つけたのがウィジャボード。

 

実際に霊に呼び掛けてみると…

皆さんお待ちかね、幽霊様の登場ですよ~!!

 

遊び半分で名前を聞くと動く動く!

回答は「死の番人(death awaits)」

連絡をよこした「死の番人」は人ではなく霊でした。

 

望みは「全部撮れ」

 

やっとここから!という感じで、

立て続けにポルターガイストを起こしてみんなを驚かせます。

 

わかっていても驚いてしまうのが

大きな音と、突然物が動く瞬間。

そろそろ来る…!と待ち構えていても

体がびくっと跳ね上がってしまいました。

 

幽霊ももちろん怖いですが…

幽霊ももちろん怖いですが、人間も怖い。

前回はグレイヴ・エンカウンターズのメンバー以外

中に入らなかったのですが、

建物外にうろうろしていた警備員が驚かしてくれました。

 

まさか。来るとは思っていなかった。

警備員がいても幽霊はお構いなしに音を立てます。

「まだ仲間がいるんだな?!」と警備員。

彼はそそくさと一人で探しに行ってしまいます。

 

アレックスたちが下の階で待っていると

銃の発砲音が聞こえたため、探しに行くと姿が見当たらない。

警備員の懐中電灯と銃のやっきょうだけが見つかるのでした。

 

警備員を探そうとするアレックス。

ついでにカメラも回収して去ろうというときに

メンバーの一人が窓ガラスの外へぶっ飛んで姿を消します。

 

あとは1と同じでお化け屋敷からの脱出ゲーム。

警備員を発見するも助けることはできない…。

 

次々とむごい死に方をしていくのですが、

ホラーを見ているのかスプラッターを見ているのか…。

1作目に比べてむごさが増しているような気がしました。

 

幽霊たちも襲ってくるくせに、

複数人いる場合は追いかけるだけで手を出さないのが

いまいちよくわかりません。

ぶっ飛ばす力があるのになぜ複数人だと手を出さないのか。

 

一人になった時の絶望感を

しっかり感じさせてから殺しちゃうぜ☆

って感じなのでしょうか。

 

作品の裏を読むと、映画時間の引き延ばしかと思ってしまう。

そんな私はひねくれものでしょうか(笑)

 

そして熱探知カメラが役に立ちましたよ!

何かやばいものが来てる!!

 

熱探知カメラに人と同じように、赤色で見える物体。

ランス、生きていました!!

前回の唯一の生き残りですね。

無事とは言い切れませんが、言葉もしゃべれる。

 

ドラえもんの「どこでもドア」のような、前も後ろも扉。

そんな謎の扉をランスは見つけていて、そこから出られると信じているようです。

謎の扉

どこでもドアのような、前も後ろも扉。

その扉はしっかり鎖で閉ざされています。

普通なら扉だけなのだから、反対側の景色が見えるだけ。

 

誰でもそんな予想はできますが、

ランスはそこから出られると信じているようです。

 

でも鎖があるから開けられない。

アレックスたちはボルトカッターを持っていましたが、

別の部屋に置いてきたため今は手元にない。

ボルトカッターを手に入れるため、

ランスの案内で再び病棟をさまよう!

 

病棟内の謎の迷路には法則があるらしく

一本道ではいけないものの、

生きたい部屋にはある程度案内できるようです。

 

やっぱり人間は怖い

やっぱり人間は怖い。

道案内をしてくれるランスでしたが…。

長らく病棟にいたおかげか、

例たちとコミュニケーションが取れるようになっていました。

 

彼の命令だから仕方ないと

アレックスの仲間の一人を殺します。

そしてカメラ1台とボルトカッターを持ち逃げ。

 

やっと手に入れたボルトカッターで鎖を切り扉を開けるランス。

でも、現実世界へはつながりませんでした。

 

霊の要望は

「映画を完成させろ」

「すべてのカメラを回収しろ」

「脱出できるのは一人だけ」

 

カメラマンとしての意地なのか、助かりたい一心なのか。

俺が映画を完成させる!と殴り合うランスとアレックス。

 

すると謎の力が発動して

壁がブラックホールになりランスだけが吸い込まれてしまいます。

 

壁がブラックホールw

ホラー映画で見ていて音とかには驚いてしまいますが、

ブラックホールが出たり、

急に壁ができて道がふさがるなんて演出は、

安易に想像できない展開で笑ってしまいます(笑)

まるでドリフみたい。(ドリフって今の子はわかるのか…?)

 

ランスが壁に吸い込まれ

残ったアレックスとジェニファー。

 

どうしよう…と戸惑うジェニファー。

ジェニファーはアレックスのことを心配しているのに

カメラを見つけたアレックスは

「映画を完成させるんだ…」

「最高のラストシーンを思いついた…」

そう言って人が変わったようにジェニファーを撮影する。

 

そしてそのままカメラで殴り殺すのでした。

 

いやいやいやいやwww

ホラーでもなんでもない、ただの殺人事件…!

 

しかも大切なカメラで頭を殴るから

レンズが割れちゃったじゃないですか!

学校に借りてるんじゃなかったのか?

 

そしてその作品は

序盤でちらっと登場したプロデューサーの協力により、

無事、映画作品となったようです。

 

「事実ではなくフィクションだ!」

「特殊効果が加えられている」

「あそこには何もない、本当だ」

そう言って幕を閉じました。

 

霊に殺された人たちは死体が見つからず、

行方不明ということになっているらしい。

けど、人間に殺された2人はどうなんだろう?

 

ランスが食い散らかしたネズミは

死体として存在していたから、

もし誰かが再び病棟に訪れると

2人の死体はあるのかもしれませんね。

 

前回作品と同様、物語として完結しているので

もう続くことはなさそうです。

 

後味の悪い終わり方のホラーが多い中、

すっきりと終わるホラー作品は珍しいと思いました。

 

結局怖いのは人間やん!!

 

総合評価

評価:★★★☆☆(3/5)

個人的には可もなく不可もなく。

病棟の中に入るまでのわくわく感はすごくよかったです。

あと、宙に浮いたカメラがランスを撮影する様子は割と好きでした。

 

1作目で出たような幽霊の表情が変わる様子は

本作品も健在で、大げさな表現ですが好きなポイントです。

海外のホラーといえば悪魔のほうが主流ですよね。

幽霊の作品は珍しい。

日本のホラーとはまた違う怖さで面白い。

 

パラノーマル・アクティビティやSAWが流行った年代の映画なので

良作のいいところを持ってきた感じもありますね。

それなら「悪魔」にコンセプトを置いているパラ・アクのほうが私は好きだな。

 

警備員が病棟内に登場したとき、

警備員が殺されたときがピークだったような気がします。

 

そのあとはランスが出てきて人間臭さが増してしまったのか、

ホラー味が欠けてしまったように感じました。

なぜだかクライマックスで、いまひとつ盛り上がらない。

 

ホラー的なポルターガイストではなく

人間同士の殴り合いになてしまったところや

ブラックホールみたいな超展開な結末に

ついていけなかったのかもしれません。(笑)

 

好きなところもあるけれど、

可もなく不可もなく、が私の感想でした。

 

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