打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(1995)感想(ネタバレあり)

(C)1996 ROCKWELL EYES INC.

 

2017年08月18日に

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
アニメ映画が公開になりました!

 

元は1993年のテレビドラマとして作成。
『If もしも』というドラマシリーズで、主人公の選択によってその後のストーリーがどう変化するかを見せるものとのこと。
このドラマを1995年に一部内容を変更して、映画として公開されたのだとか。

Huluで映画作品を見つけたので見て見ました!

一言あらすじ:小学生のちっちゃな賭け事のお話。

一言感想:小学生らしい人間付き合い。

 

映画詳細

  • 監督:岩井俊二
  • 制作:1995年(日本)
  • 上映時間:45分

キャスト

  • 典道:山崎裕太
  • なずな:奥菜恵
  • 祐介:反田孝幸
  • 和弘:ランディ・ヘブンス
  • 純一:小橋賢児
  • 稔:桜木研仁
  • 三浦先生:麻木久仁子
  • 同僚教師:光石研
  • マコト:小山励基
  • 典道の父:山崎一
  • 典道の母:深浦加奈子
  • 祐介の父:田口トモロヲ
  • なずなの母:石井苗子
  • 安さん:酒井敏也
  • 露店の客:蛭子能収

 

あらすじ

小学生のノリミチは、夏休みの登校日のため学校へ向かった。ノリミチの同級生のナズナは、家を出る時に母親から一通の手紙を三浦先生に渡すよう頼まれる。それは、両親の離婚のために、夏休みが明けたら転校するという内容の手紙だった。放課後、プールの掃除当番だったノリミチとユウスケは、掃除そっちのけでプールで遊んでいた。もう一人の当番はナズナで、彼女はそしらぬ素振りでプールサイドに横たわっている。ユウスケはノリミチに50メートルの勝負をもちかけた。始めはリードしていたノリミチだったが、ターンの時にプールのヘリにかかとを思い切り打ちつけてしまう。先にゴールしたユウスケがプールから顔を出すと、ナズナがホースの水を浴びせて、今夜の花火大会に一緒に行こうと誘うのだった。ノリミチとユウスケが教室に戻ると、ジュンイチたちが花火は横から見ると丸いか平べったいかで言い争っていた。ノリミチたちも話に加わるが一向に結論が出ず、今夜灯台のところから確認しようということになった。ノリミチの足のケガに気づいたユウスケは、自分の家の病院で見てもらえと勧める。ノリミチがユウスケの家に行くと、大きなトランクを抱えたナズナが、ユウスケが戻るのを待っていた。ユウスケは来ないと伝えたノリミチは、ナズナに「君を誘ったら裏切らなかった?」と尋ねられ、「俺は裏切らないよ」と答える。そこへナズナの母親が現れ物凄い形相でナズナを連れて行った。どうすることも出来なかったノリミチは、「あの時、俺が勝ってれば」と後悔の念にとらわれるのだった。ノリミチが50メートルに勝っていたとしたら--。

Movie Walker

感想

個人評価:★★★(3/5)

 

女の子と一緒にいるのを見るとカッコ悪いとか、

告白する・しないで賭け事をしたり、

小学生ならではの人間関係がなんか懐かしい。

 

男の子と女の子のやりとりが妙にリアルで、

自分が過去に連れて行かれたような感じになりました。

 

好きじゃないって見栄を張ったり、無駄なことをしているなぁと思う反面、

自分もあったのかな〜と思うとちょっと恥ずかしくなっちゃいました。

 

 

前半、ユウスケが勝ったバージョンのなずなは、

迎えに行くからと積極的ではありながらも、どこかけなげで、切ない感じでした。

 

実際迎えに行った後、裏切られた(すっぽかされた)と気づいたなずな、

見ていて辛かったです。

 

小学生の男の子なんて、そんなもんですよね。

そして、母に見つかってさらわれるなずな。

「俺が勝っていれば…」で次のもしもストーリーになるのですが。

 

ノリミチが勝ったバージョンは、なずなとバスに乗って電車に乗って、

共に時間を過ごすことで、母に連れて行かれなくて良くなった、ってことなんですかね?

 

それとも、「今度会えるの2学期だね、楽しみだね」は

会えないことをわかってて言った強がりなのか。

だとしたら、せっかく両思いなのに、切ない…。

 

 

でも結末を明かさないところが、また味なんでしょう。

 

ドラマバージョンであれば、もうすこし細かく書かれていたのでしょうか。

気になるところですが、見るすべがない。

 

 

そして、同じ監督さんでアニメが上映されているので、

どのあたりがどう違うのか、また新たな展開があるのかも

とても気になるところです。

 

CM見た様子では、小学生ではなくて中学生?早く見たい。

勝手に友達が家に上がって来ちゃうとか、

夜の学校に忍び込んでプールで遊んじゃうとか、

今のセキュリティーがしっかりしている状態では考えられない光景ですが、

だからこそすごく懐かしさを感じました。

 

 

そして1時間足らずの作品で見やすいのがいいですね。

最近はCGとかが多くて、

無理やり詰め込み2時間半とかの長い映画が多い気がします。

かと言って、2時間の映画を何部にも分けて上映も辛いのか個人的意見。

 

今回、さらっと見れる映画で、とても評価高いです。

小学生の頃は携帯も持ってなくて、

学校が終わって家に荷物を置いてから

待合せの約束をしたけど行けなくなっちゃって、

友達の家に電話をかけたいけど

親が出たらどうしよう…とかってことがありました。

 

ちょっとした空き時間に、

幼かった夏のひと時を思い出して見るのはいかかがでしょうか。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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