ゾンビといえば、ホラー定番で怖いイメージが強いですが、
ゾンビ作品の中でも、コメディ寄りなのがこの作品。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」
”Dawn of the Dead”をパロディにした作品です。
日本では劇場未公開でありながらも、
ゾンビ作品の中で人気ある作品です!
一言あらすじ:ゾンビから親友と一緒に
一言感想:空気のよめない人間と空気を読めるゾンビとの温度差がやばい。
Album/アフロ
映画詳細
- 監督:エドガー・ライト
- 制作:イギリス(2004年)
- 上映時間:100分
キャスト
- ショーン:サイモン・ペッグ
- リズ:ケイト・アシュフィールド
- エド:ニック・フロスト
- ダイアン:ルーシー・デイビス
- デビッド:ディラン・モーラン
- フィリップ:ビル・ナイ
- バーバラ:ペネロープ・ウィルトン
- イボンヌ:ジェシカ・スティーブンソン
- ピート:ピーター・セラフィノウィッツ
- レイフ・スポール
- マーティン・フリーマン
- マット・ルーカス
あらすじ
ロンドンの家電量販店に勤める冴えないショーンは、その無気力で煮え切らない態度ゆえにガールフレンドのリズから振られてしまう。意気消沈したショーンだが、翌日起きてみると街中にゾンビがあふれていることに気づき、母親とリズを助け出すため居候のエドと共に奮闘する。
感想
個人評価:★★★★★(5/5)
まず、率直な感想として、
今まで見たゾンビ作品の中で1番好きな作品です。
他のゾンビ映画とは違うところその1!
ゾンビ映画なのに怖くない。
冒頭5分弱、早々にゾンビがお出ましか?!
と思えば、お前かー!期待させやがって!!
そんな風に思った人は少なくないはず。
不自然なほどに鈍感でマイペースな主人公ショーンと、
これでもかというくらい空気が読めない、親友エドとのやりとりが 面白い。
ダメだよって言ったことを見事に破って行く、
フラグ回収が率がすごい!
そして怖いイメージは全くと行っていいほどなく、要所要所に明るい音楽が流れます。
まずショーンがコンビニまでお買い物にでるシーンで通常のシーンを見せたあと、
変わった世界が映るのですが…。
当たり前の日常で周りを見なくなったのか、
家に帰るまで異変に全く気づかない、いろいろなすれ違いが面白い。
そして、庭に女性がいることに気づき話しかけるも、
ゾンビを酔っ払いや薬物中毒者と勘違い。
お調子者なのか、写真を撮って遊ぶ始末。ゾンビも思わず一時停止。
「さて、どうしよう」と部屋に戻って冷静にテレビ見ちゃう感じが和みます。
そのあともレコード選びながら投げたり…話が進むことで続々とゾンビが現れるのですが、
音楽にのりながらゾンビをやっつけるシーンは、
野蛮なシーンなはずなのに楽しくなってしまいました。
ほんでゾンビいつ倒れるねん、と画面越しに突っ込みたくなってしまう。
突っ込みだすときりがないです。
そこがまた、楽しんで見れるところかと思いました。
そして家を出てからのエドの暴走がひどい。
最初から空気が読めませんでしたが、どんどんエスカレート。
かっこいいフィリップの車に乗りたいと思ったエドの行動は…
ゾンビにバレないようにゾンビのふりをしたあと…
時間を持て余して電気が復活したあとのパブでの行動は…
どれも本当に空気が読めていなくてひどい。
ショーンの心の広さ(何も考えていないだけ?)は
見習いたくても並大抵の人は見習うことができないのではないでしょうか(笑)
他のゾンビ映画と違うところその2!
ゾンビがものすごく鈍感。
モノマネしてもバレるでしょ、目とか、鼻とか、耳とか機能していないの?
そして人間の時の知識がちょっとある。
うるさい音楽が嫌いな義父フィリップ。死んでもなお、その感情は継続。
そしてちゃんとラジオを消せた時のドヤ顏がなんだかちょっと可愛らしい。
もちろん定番も外してません!
死亡フラグはしっかり回収、そしてちょっぴり悲しいお別れも。
感動もあって、真剣なシーンでもトランポリン使っちゃったり楽しいシーンもあり
男性よりたくましい女性陣がいたりと、ぎっしり詰まった楽しい作品でした。
怖いのがちょっぴり苦手な人もとても楽しめる作品だと思います。
ここまで読んでいたあだきありがとうございました。
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