【メモの魔力を要約解説】日常の情報を正確に整理して、夢をかなえよう!【自己分析も可】

私がyoutubeにあげている動画を、ブログにまとめました。

もし文字を読むのがめんどうでしたら、動画をみてください。

  1. 自分は、何をしたいのかわからない…。
  2. 要領がわるいとよく言われる…。
  3. アイデアが出てこない

こんな悩みがある人は必見!

今回要約する本は、売り上げ44万部・2019年最も売れたビジネス書「メモの魔力」です。

著者は SHOWROOM (ショールーム)の社長 前田裕二さん。

前田さんは、路上で歌を歌っていたアーティスト。

努力が報われない世の中を変え、努力が報われる世の中にしたい気持ちからSHOWROOMを立ち上げます。

私はこの本を読むまで詳しく知らなかったので、簡単にショールームを説明します。

ショールームは、無名のアイドルやタレントさん達がライブ配信をして、ファンを増やす。

無名の人でも、一躍人気になれるかもしれないそんなライブ配信サービスです。

このショールームも「メモの魔力」に書いているメモ方法を徹底したからこそ設立されたものです。

わたしたちは日々生活する中で、多くの情報に巡り合っています。

一説では、平安時代の人の一生分の情報量を一日で取得しているほどといわれています。

しかしその全てを自分の頭で処理できていないでしょう。

前田さんは自分の頭だけでなく、メモをとることを活用しています。

そうすることで情報を逃すことなく拾い集め整理し、日常のすべてをアイデアに替えることができているのです。

普段の生活のなかで、情報過多な時代にしっかり向き合うことができています。

そんな前田さんは「メモが夢を叶えるために最も有効なツールである」といっています。

メモを取ることによって、日常生活を相手に変えることはできる思考を深めることができる。

思考が深まるため、日常のあらゆる出来事をアイデアになる。

さらに自分を知ることができる、そうして夢をかなえることができる。

メモには人生を変える力があるんだ!といっています。

 

正直極論すぎて、どういうことかわからないですよね。。。

それでは、詳しい内容を見ていきましょう

メモには2通りの意味がある

早速ですがメモには、2通りの意味があることはご存知でしょうか?

それが次の2つです。

  1. 記録のメモ
  2. 知的生産のメモ

記録のメモ

1つ目は記録のメモです。

情報や事実をそのまま保存するためのメモです。

私たちが普段している、忘れないためにとっておくものです。

コンビニで買ったジュースが100円だったら、100円と書きます。

転機が晴れていれば、晴れ。

一般的に、メモといえばこっちを想像すると思います。

記憶していることを補助する手段でしかないはずです。

 

知的生産のメモ

2つ目は知的生産のメモです。

日常から振れている情報を言語化し、新しいアイデアや新しい価値を生み出すことを意識してメモをとることです。

これにより、様々なアイデアが「ホイホイ」と出せるようになるのです。

 

ただ見たり聞いたりすることをメモするのではなく、その先に新鮮で斬新なアイデアを求めてメモします。

前田さんは、2つ目の知的財産のメモが非常に重要といっております。

というのも人生には、時間が限られています。

しかし知的生産のメモを活用することで、本質的思考に多くの限られた時間に割くことができる。

人間はもっと本質的な思考のために時間を使った方がいい。

クリエイティブなもののために時間を使った方がいい。

何かを暗記したりすることには、出来るだけ時間を使わない方がいい。

「いつ、どこで、誰と、どんなことを話した」

そういう風な客観的事実は全てメモに取ってしまって、自分の頭から忘れるようにする。

それを見返すことで、自分は本質的なことを考えるために時間をつかえるようになる。

その方がもっとクリエイティブな仕事ができるようになる。

日常でなにか気になることやおもしろいことが起きた際、メモをしても具体的な事実を書きがちです。

しかし前田さんの場合「それだけでは役には立たないから、なにか言えることはないか?他に応用できることはないか?」と考えます。

そのときに役立つのが知的生産のメモです。

この知的生産のメモを習慣化して、より高いスキルを身につけることができるためです。

これを繰り返していると、情報を素通りしなくなるため、気づく力が強くなります。

 

では、具体的にどのようなメモをすればいいのかを見ていきましょう。

知的生産のメモの取り方

前田さんがする知的生産のメモの取り方についてみていきます。

ノートは見開きで使います。

右ページの中心に縦の線を引きます。

左から事実・抽象化・転用と書き、それぞれの枠組みにメモをすることです。

ノートの見開き1ページで完結させ、思考を整理しています。

 

【事実】

まずは左の事実から見ていきましょう。

ここには、実際に見聞きしたことを書きます。

例えば空が晴れていたら、空は晴れ

このように、見たまんまの事実です

【抽象化】

次に抽象化です。

事実で書いたことを、一言で表現するとどういうことなのかを書きます。

本質的なことです。ここが一番難しいです。

しかしこれをすることで、他の物事への応用できる可能性が「グンッ!」と上がります。

 

【転用】

最後に転用

抽象化した内容を「自分の実生活や仕事に転用できないか?」ということを考えます。

そして実際に行動をすることがとても重要です。

正直ざっくりとしていて、まだよーくわからないですよね。

例を見ていきましょう。

冒頭でも言いましたが、前田さんがショールームを作るに至ったのは、このメモ方法があったからです。

その、きっかけとなった話がこちら。

当時このような事実がありました。

 

  • 路上でカバー曲を歌うと、人が立ち止まる 
  • 立ち止まった人のリクエストに答えると仲良くなる 
  • そうして仲良くなった後にオリジナル曲を歌うと、お金がもらえる

これらを抽象化すると…

  • 仲良くなるには、お互いの認識が大事 
  • 人は「うまい」歌ではなく、「絆」にお金を払う

この仕組みを、自分はどのように活かせるのかを考えると…

 →お互いの認識があり、絆が生まれる仕組みをネット上に作る

そうしてできたのが、ショールームです。

抽象化するためのコツ

ただ、抽象化がとくに難しいと個人的に感じています。

これは前田さんも同じようで、最初のうちは次のことを意識すると抽象化しやすくなります。

  • What法→「何が」 
  • Why法→「なぜ」 
  • How法→「どうやって」

それぞれの内容を具体的に見ていきましょう。

【What 型】

目の前の現象を抽象化して別の名前をつけて呼び直すことです。

例えば空からポツポツとふる水の粒のことを、ひとまとめにして雨と呼びます。

水滴の一つ一つは大きさも形も違うのですが、これを一つずつ別の名称で読んでいたら大変です。

 

これも抽象化の1つです。

 

 

【Why型】

なぜこの作品はヒットした?

低予算で作られたのに面白い 落差

無名俳優だけでも作品が作れる 共感

自分自身の作品にも、落差や共感を入れよう。と転用できる

 

【How型】

目の前の現象には、どんな特徴があるのかということを深掘りして考える方法です。

例えば、例えばあなたがポケモンのゲームをやっていたとします。

ポケモンでは、それぞれのモンスターに属性があります。

属性に応じた攻撃をすることで与えるダメージがふえます。

火属性のポケモンに水属性の攻撃をすれば、効果が大きくなりますよね。

 

ここまでは事実として存在します。

つぎにこれを抽象化してみましょう。

すると「相手に応じて、攻撃方法を変える」という見方ができます。

これを現実社会でも活かせるように、転用できるかどうかを考えます。

「相手に応じて、攻撃方法を変える」を自分自身の行動にどうやって落とし込むのかということです。

就職活動をしていると仮定します。

会社によってもしくは、どの立場の人が面接官をしているかによって、話す内容・話し方をかえるという風に転用することできます。

もしかしたら、まだいまいちよくわからないという人もいるでしょう。

では、こんな例もあります。

りんご・ぶどう・みかん・パイナップルを抽象化すると果物になる。

果物をさらに抽象化すると食べ物になります。

どうですか?

あなたも、だんだんわかってきたのではないでしょうか?

ただの事実から本質を見極めます。

そして法則を作り、それを自分の行動に活かすという仕組みを作り上げることができます。

本当の目的をきめておくこと

ここで注意しなければいけないのが、重要なのは「自分が本当にやりたいことが何なのか?」「本当に達成したい人生の目標はなにか」を自分自身で理解していることです。

本当の目的もわからない状態で、メモの取り方をマスターしても、十分に効力を発揮することはありません。

だってそのはず。

サッカーや野球では勝負に勝つために、戦略を練ってプレイします。

もしあなたが「本当に達成したい人生の目標」がわからないのであれば、それは目の前のボールをただ追いかける選手と同じです。

そんな選手が活躍できるはずがありません。

「自分が本当にやりたいことが何なのか?」を明確にし、戦略を練らなければいけないのです。

自分が何を達成すれば幸せになるのかを知る必要があります。

 

でも「自分のやりたいことか…まだわからないなー」とおもったあなた。

そんな問題も、さっきのメモで解決できます。

メモは自己分析にも活用できる

前田さんは、このメモを自己分析に活用しています。

 

自己分析とは、過去の自分を抽象化するというものです。

これまでの人生を振り返り、自分のコアを見つけます。

就活の時、自己分析のためにノートを30冊つかったらしいです。

そして自己分析がしっかりできていると、次のようなことが明確になります。

  • 自分の望むものがなんのか
  • 自分はいったいどんな人物なのか
  • 何をしている時が楽しいのか
  • どんなことに夢中になるのか
  • どういったことに喜びを感じるのか
  • どういったことをしたいのか
  • どういったことをするべきなのか

これらが明確になっている人は、人生に迷いがなくなります。

自分の人生にとって必要だと感じることに集中できるのです。

自己分析の具体的なやり方

ではどういう風に自己分析をしていのかを、前田さんが取り上げていた例をもとに見ていきましょう。

お題は「小学校時代の楽しかった経験」です。

事実に「兄が通知表を見て喜んでくれた」

これを抽象化すると「兄の喜びは自分の喜び」になる

転用すると「兄が喜ぶ行動をとる」になります。

これにより、「どうすれば、楽しいという気持ちを得ることができるのか」を

自己分析することができました。

ほかにも「あなたの長所は何ですか?」という質問に対して

「辛抱強いところ」と答えて終わってはいけません。

「なぜあなたは辛抱強いのか」「辛抱強さを作った元の体験は何だったのか」を明確にする必要があります。

どうですか?

自分の人生の軸が定まるという話が、何となくイメージできたはずです。

 

このような自己分析を繰り返して、自分自身を明確にすることができます!

 

またお題を1から考えるのは大変です。

そんな人のために前田さんは、自己分析のための1000の質問を紹介しています。

実際におこなって、人生の羅針盤そして人生のコンパスを手にすることができるでしょう。

以上が、前田流メモのとり方でした。

まとめ

最後にこの記事のまとめです。

メモには2種類に分けることができます。

それは、「記録のメモ」と「知的生産のメモ」

「記録のメモ」は、主に記憶に残すことを目的とするメモのこと。

「知的生産のメモ」は、思考力や発想力を上げるなど、主に知的生産を向上させる目的のメモのこと。

自分が日々拾い損ねている情報をピックアップすることができます。

 

人生で重要なのが「知的生産のメモ」です。

「日常をアイデアに変えるツール」「夢をかなえるための自己を振り返るツール」として利用しています。

 

そんな知的生産のメモの取り方は、事実・抽象化、転用という枠にわけます。

得た情報をただの情報にとどまらせることなく、自分の現在の仕事に転用していくことが大切です。

 

このようにメモを取ると、アイデアがでてくるだけではありません。

自分が本当にやりたいことを見つけることができ、最終的に夢をかなえることもできます。

まだやりたいことが見つからない人は、メモを使って徹底的に自分を知ることからはじめましょう。

知的生産のメモを癖づける=抽象化が癖になるということです。

夢や目標を持っていると、世の中の出来事への関心が高まります。

どんな事でもヒントにして、自分のやりたいことに活かしてやろうと思えるわけですから。

ただの事実や予定を書き記すメモから、アイデアを生み出すメモを重要視しましょう。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

またお越しください。

○● コメント ●○  コメントを頂けると励みになります

タイトルとURLをコピーしました