【火垂るの墓】ストーリーまとめ 映画を見なくてもわかる【要約&感想】

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こんばんは、クジです。

火垂るの墓

毎年8月になるとテレビでよく放映されていたのを覚えています。

最近はテレビではあまり見なくなりましたが、この時期になると毎年思い出すので、改めて見てみようと思いました。

今回は『火垂るの墓』のストーリーと感想を紹介したいと思います。

ストーリーについては、
文字を読むのがめんどうでしたら、動画版をご覧ください。

一言あらすじ:戦争で家をなくした兄妹の物語

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ドロップの缶から

節子と清太

昭和20年9月21日夜。

主人公の清太(せいた)は14歳で命を落とす。

駅員が清太の体をゆするとドロップの缶をみつけ、草むらに投げ捨てた。

転がった衝撃で缶から骨のかけらがこぼれだし、節子(せつこ)と清太の魂が現れ、過去を振り返る。

街に空襲警報が鳴り響く。

心臓が悪い母は、清太に節子を任せて先に家を出た。

急いで食品などを大きな釜詰め、土に埋める清太。

節子をおぶさり家を出るも、火の手が道をふさぎ、町は大混乱。

何とか水辺まで逃げてきた2人は少し休息をとった。

空襲直後に降るといわれている黒い雨が止んだ後、町に戻ると大きな建物以外、みんな焼けてしまっていた。

焼け野原

2人は母と待ち合わせている学校へ。

そこで清太は、母が怪我をしたことを知る。

母は全身にひどい火傷を負い何とか息をしている状態。

回復のみこみはなく、翌日に帰らぬ人となった。

西ノ宮の親戚の家

西ノ宮のおばさん

清太と節子は家が焼けた場合、西ノ宮の親戚の家に行くように言われていた。

母のことは節子には隠し、親戚の家で生活を始める。

清太は家を出る前に埋めた食料を掘り出し、親戚の家に持ち帰った。

食料を渡す際に、親戚のおばさんに母が亡くなったことを打ち明けた。

夜、近所の家でお風呂を借りた帰り道。

清太がこっそりとっておいたドロップを節子に食べさせると、節子は飛び跳ねて喜んだ。

ドロップ

食料、中でも甘いものはとても貴重。

ご飯も満足に与えてもらえず、おばさんが釜にへばりつくご飯を食べている様子を、羨ましそうに見つめていた。

親戚の家での暮らしが長くなるにつれて、おばさんからの風当たりはどんどんきつくなる。

清太の学校は焼け、10日前に戦争に行った父に出した手紙の返事もない。

おばさんはずっと家にいる清太たちが気に食わない様子だった。

ある日おばさんは、清太の母の形見、きれいな着物を取り出し、

「着物はもう用がない、お米に替えよう」と言い出した。

泣いて嫌がる節子だったが、炊き立ての真っ白のご飯を食べて機嫌は元通り。

おかゆ嫌や

しかし、白いご飯は一度きり。

清太たちにはおかゆばかりで、自分の子どもたちにばかり食べさせるおばさん。

あげく、食事を分けようと言われてしまう。

清太は母の貯金を引き出し、自炊用具一式をそろえ、別々に食事をとることにした。

それでもおばさんからの風当たりはきつくなるばかり。

ひどい仕打ちに我慢できなくなり、清太たちはおばさんの家を出ることを決意した。

横穴(防空壕)に住む

蛍

おばさんの家を出た清太たちは池のそばの古い防空壕の横穴に住むことにした。

暗闇を怖がる節子の為に、蛍をたくさん捕まえて蚊帳(かや)の中に放つ。

蛍の光を見つめながら横になり、清太は父の観艦式を思い出す。

父はどこにいるのか、不安を抱える中眠りについた。

翌日、節子は横穴の前に穴を掘り「蛍のお墓」を作っていた。

「お母ちゃんもお墓に入ってんねんやろう」と口にする。

節子

おばさんはせいたが居ない時に節子に話していたのだ。

それを聞き、清太は静かに涙を流した。

2人で平和な生活を送れるかと思えたが、そう長くは続かなかった。

お金はあっという間に底をつき、食べ物も買うことができなくなった。

ある日、節子はお腹の調子が悪いことを清太に告げた。

幼い節子は日に日に衰退していく。

弱る

そんな節子に栄養のあるものを食べさせるため、清太は野菜を盗んだり、空襲で人がいなくなった家に入り食べ物や着物など、盗みを始める。

節子が寝ている時などに家を出る清太。

清太が帰ると、節子は意識を失って倒れていた。

医者に見せると、栄養失調からくる衰弱だといって、薬も何も出してくれなかった。

清太は節子に栄養のあるものを食べさせるため、残りの貯金を下ろしに銀行へ。

そこで立ち話をする人から、日本が負けたことを耳にした。

父が乗っていた連合艦隊も全部沈んだことを知った清太。

悲しみを噛みしめながらも、節子のために食べ物を買い、家に帰った。

スイカ

明るく振る舞い、節子にスイカをひとくち与える。

すると節子は消えそうな声で「おいしい」「おおきに」とお礼を言った。

そして節子はそのまま目を覚まさなかった。

たった一人になった清太は、荼毘(だび)を買う。

荼毘に節子を入れ、丘の上で火をつけた。

すべてが燃え尽きて骨になるまで見守り、ドロップの缶に節子の骨をいれた。

清太はそのまま横穴に戻ることはなかった。

現代の町

火を見つめる清太から魂の清太に場面が変わり、元気な節子の魂と一緒に現代のビルが立ち並ぶ街並みを眺めていた。

以上、火垂るの墓のストーリーまとめでした。

感想

節子と清太

終戦直前の神戸が舞台のこの作品、何度も観ました。

父は海兵として戦争に出ていて、母が突然戦死してしまい、取り残された14歳の兄と4歳の妹。

学校も焼けて、保護してくれた親戚が優しくしてくれたのは最初だけ。

あとは冷ややかな態度。

自分たちで環境を変えようと思い、親戚の家を出て住むところを見つけますが、今度はお金との戦い。

中学生では収入を得ることも難しいのでしょう。

清太が別の学校に通うことができたり、おばさんともう少し仲良くできれば、まだ生きられたのでしょうか。

その場合は節子の面倒はどうするのかでまたもめてしまいそうですが…。

節子の体調不良に関しては、医者には栄養失調による衰弱とされていますが、黒い雨が目に入ったあと、痛みを訴えていました。

この雨が原因ともとれる一場面。

幼い節子にとって、たった一滴が猛毒となったのか、それとも豪での暮らしでの衰弱なのか…。

定かではありませんが、どちらにせよ戦争がなければよかったのだろうなと思います。

戦争を知らない私たちも、実際に起こったことを知っておくべきことなんだろうと思いました。

今、戦争がなく今を生きられていることに感謝。

そして、大切な人との突然の別れは、戦争の有無は関係ない。

身近なものであることを気付くためにも、まだ見たことのない人には一度でいいから見てほしい作品です。

暗い映画だし、つらい気持ちになる作品ですが、現実に起こった事なので目を背けてはいけない気がしました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。