映画 メッセージ 感想 宇宙人と人間が意思疎通?

こんにちは、クジです。

国際化していく社会の中で、海外に比べ、

日本は他国の言語を使える人はまだまだ少ないようですね。

 

私もその一人で、英語を覚えたい気持ちはあるけれど、なかなか行動に移せずにいます。

外国人の方に道を聞かれた時、うまく伝えられず、申し訳なさでいっぱいになりますね…。

 

今回は試行錯誤しながら未知の生物と対話を試みるお話。

映画「メッセージ(ARRIVAL)」のあらすじ感想を紹介していきたいと思います。

 

一言あらすじ:地球に12体の宇宙船が出現、学者が頑張って謎の生命体とコンタクトをとる。

一言感想:衝撃のラストに思わず鳥肌!

映画詳細

  • 監督:ドゥニ・ビルヌーブ
  • 原作:あなたの人生の物語(テッド・チャン)
  • 制作:アメリカ(2016年)
  • 上映時間:116分

キャスト

  • ルイーズ・バンクス:エイミー・アダムス
  • イアン・ドネリー:ジェレミー・レナー
  • ウェバー大佐:フォレスト・ウィテカー
  • ハルパーン捜査官:マイケル・スタールバーグ
  • マークス大尉:マーク・オブライエン
  • シャン将軍:ツィ・マー

 

あらすじ

巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し……。

シネマトゥデイより

 

感想(ネタバレあり)

個人評価:★★★★★(5/5)

 

女の子の赤ちゃんが生まれる母が涙する、

そして成長した子供と遊ぶ、

さらに成長した女の子が反抗する、

そして病を患い、死んでしまうシーンから物語が始まります。

 

この時点で、悲しい過去のある女性が、

宇宙船と謎の生物の言語ついて解読をしていく物語なのかな、

と推測したのですが…。

全く違いました!

 

 

女性ルイーズは、言語学の教授で授業を始めようとしたところ、

生徒たちの携帯が次々となり、

生徒はテレビのニュースをつけて欲しいと訴える。

 

世界12箇所に謎の物体が現れた、というニュース。

そして学校中にサイレンが鳴り響き、生徒も教授もみんな帰宅することになります。

 

 

 

街は軽くパニックになりつつありますが、

ルイーズはどこか落ち着いていて、

それは暗い過去があるから、どこか閉鎖的で無関心なのかと思いました。

 

翌日もしっかり大学に来てるし、めっちゃ真面目、ってか社畜?笑

 

そこにウェバー大佐がやって来て、録音音声を訳して欲しいとの事。

その音声は

人間「なぜここに来た?言葉がわかるか?」

?「グオーーー、ぐるるるる…」というもの(笑)

 

いきなりこれを聞かせて理解できるか?って無理でしょう!

未知の生物の言語だから、

実際に会って聞いてみないとわからないと言うルイーズ。

 

それはダメだ!連れて行かないぞ!とキツく言う大佐ですが、

その日の夜中にヘリコプターでお迎えに来てくれます。

 

 

宇宙船から少し離れたところの仮設テントで、

ワクチン接種して、

そしていざ!宇宙船へ!!

 

「幅広い細菌に効く予防接種」ということですが、

どんな生物かわかっていないのに、ワクチンって意味があるのでしょうか?

 

 

そして、心の準備をしたいところですが、

防護服を着せるだけで、特に説明はなし。

 

ルイーズと一緒に連れてこられた物理学者イアン

「見た目はどんなのだ?」と聞きますが、「見ればわかる」と教えてくれず。

宇宙船への入り方も教えてくれず、ぶっつけ本番って、いかがなものか。

 

 

 

宇宙船に入ると、エイリアンと人間の間には壁があり、

人間側のスペースには、空気がある環境を作ってくれています。

密室のため、2時間で空気はなくなり、

もう一度人間が入るスペースを作るには18時間必要。

 

目的は、「地球にやって来た目的は何か?」を聞き出すこと。

 

その第一歩として、

ルイーズはホワイトボードに「HUMAN」(人間)と字を書くことで、

エイリアンも、手のひら(?)から墨のようなものを出し、

円状の文字を見せてくれます。

 

この墨が何だか毛虫のようなんですが、芸術的で、なんか綺麗。

 

ただ、エイリアンの文字を解読し、「目的は何か?」を聞いたところ、

エイリアンは「武器を提供」と答えます。

 

これまで各国それぞれモニターで情報を提供しあい、進捗を伝え合っていたのですが、

各国に情報が漏れ、中国、ロシア…と次々に回線が途絶えてしまいます。

 

 

製作国が他国をどのようにイメージしているのか

挑発的に描いているようで、大丈夫なのかと少し心配になりました。

アメリカから見て、中国は暴力的、すぐに武力行使するイメージなんですかね。

 

 

そして臆病者ほど、強い武器を使うイメージがあるのですが、

今回、「武力」という言葉に怯えた兵士が、宇宙船の中に爆弾を仕掛けます。

 

知らずに宇宙船に乗り込んだルイーズとイアンは爆破に巻き込まれますが

エイリアンたちが救ってくれるのでした。

 

ずっと縦になっていた宇宙船は横向きになり、

近づくことができない状況に。

そして他国とも通信が取れず、撤退命令がくだります。

 

ここでルイーズが見たのは宇宙船にのる様子。

ルイーズが宇宙船に近づいていくとカプセルが降りて来てルイーズを中に乗せます。

そしてエイリアンと会話。

「ルイーズには武器がある。」

「武器は言葉」

「今、人類を助け、3000年後に人間の力がいる」と。

 

人間が戦争を起こして滅びないように、やって来たんですかね。

未来が見えてここまでやってくるのであれば、

謎のメッセージでまどろっこしいことをしないで

人間の言葉とか、文字とか覚えて来てくれればよかったのでは?!

とちょっと思っちゃいましたが、

協力して1つのことを成し遂げるということを伝えたかったのでしょうか。

 

 

ここでエイリアンが言う武器というのが「言葉」ということがわかるのですが。

宇宙人とのコミニュケーションはもちろん、

他国と会話、交渉することで人間の武器になると教えてくれたのかなぁ、と推測。

 

 

そして

「ルイーズは未来が見える」と教えてくれます。

今まで見てた女の子の映像は過去ではなく、未来の娘だった!!

夫と離婚した悲しいママではなかった!!!

 

 

そして未来の娘が「パパとママが宇宙人と話している姿」を

粘土で作っている様子が映ります。

子供は過去のパパとママの様子がみえている?!!

話が全部繋がった!思わず鳥肌が立ちました!

 

 

ところどころではあるけれど、未来が見えたルイーズは

ウェバー大佐を交渉するも、受け入れてもらえず、撤退は決定と豪語。

ウェバー大佐は初めから最後まで傲慢で、否定ばっかりでやなやつ!嫌い!

序盤で「なぜ、簡単な単語から教える必要があるのか」と聞く大佐に対して

ルイーズが論破するところは気持ちが良かったですね!

 

 

 

そして終盤にかけてどんどん未来が見えちゃうルイーズ。

この能力はズルすぎる!!

 

都合よく未来をみて、中国のシャン将軍の電話番号をゲット!

そしてなんて言ったら説得できるかもわかっちゃう。

 

「妻の最期の言葉」ということなんですけど、

ここなんて言ってるのー!!!日本語訳ください!!!

 

 

そして、各国無事協力して、12箇所に現れた宇宙船は消えたのでした。

この能力、チートすぎでしょ!ずるい!ズルすぎる!

 

 

ただ、未来が見えるのはいいこともあれば辛いこともあるもので、

この後、ルイーズはイアンと結婚して、娘を産んで、

娘の死と向き合わなければならないと思うと、なんだか切ないです。

 

 

もし、私が未来を見ることができたら、よりいい人生を歩みたい、

同じ失敗や辛い経験はしたくないと思ってしまいます。

 

娘が病気にかからない方法は何かないかとか、

夫が出ていってしまわないように、気をつけるとか…。

 

欲張っちゃいけないんだろうけど、欲って出てくるものだと思うんですよね。

だって、人間だもの。

 

 

そして、今まで、SFといえば、宇宙戦争とか、

宇宙人と戦ったり、どんぱちやって派手なイメージが強かったので、

少なからず、人間が攻撃したり、

どこか大きな反乱が起こるんを想像してたのですが

頭を使って語学的に、数学的に近づいていくというのは新しいような気がしました。

 

 

いいことがあれば悪いこともある、

ちゃんと伝える努力をしないといけない、

戦争なんかしないで平和に、協力していこうじゃないかと

各国に訴えているようなメッセージ性のある映画だなと思いました。

 

 

過去・未来のどんでん返しがあり、

とても楽しめたのですごく満足です。

 

集中して見ないと置いてけぼりにされちゃう感じがあるので、

お酒のお供には向かない作品です。

 

大きなおとや派手なアクションが苦手な人にもおすすめできるSF作品だと思います。

 

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

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