【嫌われる勇気を要約解説】承認欲求は人生において不必要なもの。【アドラー心理学】

私がyoutubeにあげている動画を、ブログにまとめました。

もし文字を読むのがめんどうでしたら、動画をみてください。

  1. 周りの目ばかりを気にしてしまう

  2. 劣等感が消えない

  3. だから幸せになれない

そんな悩みがあるあなたにおすすめするのがこちらの著書。

発行部数200万部と大ベストセラーとして有名な「嫌われる勇気」です。

こちらの著書は、アルフレッドアドラーという心理学者が提唱した「アドラー心理学」をわかりやすくまとめた本です。

アドラーは、フロイトやユングとならんで現代を代表とする心理学者の1人です。

このアドラー心理学は100年前に作られた心理学です。

では、どうしてアドラー心理学が有名になったのでしょうか?

それは、「人は変わることができる」という考え方が大前提にあるためです

「今この瞬間から人生を変えることができるんだ」そんな前向きな思想だからです。

個人的に重要だと感じたのは、以下のポイントです。

  1. 目的論という考え方
  2. 承認欲求を捨てる
  3. 課題の分離をして考える
  4. 他人との比較は絶対にダメ
  5. 他者貢献をする
  6. 縦の関係を作らない

それでは、詳しい内容をみていきましょう。

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目的論という考え方

  • 過去にいじめられた経験があるから、いま引きこもっている。
  • 自分は一人っ子だから、対人関係が苦手
  • 一生このままなんだ…

「過去に原因があるからいま○○できない」ということを原因論といっております。

あなたもこのように考えていませんか?

これは正直一般的な考えで、なんら不思議ではありません。

しかしアドラーは、この考えを否定しています。

言い方を変えれば、トラウマという概念を否定しています。

「いじめを受けた人はみんなひきこもりですか?」とアドラーはいいます。

現実を見れば、そんなことはありませんよね。

いじめられたという過去があっても、ある分野で活躍しているなんてよくある話です。

もし原因論が絶対だとすれば、「過去の経験で自分の未来が決定する」という解釈もできてしまいます。

これではあまりにも残酷でしょう。

対してアドラーは、目的論という考えを採用しています。

「○○したくないという目的があるから、今○○している。」ということです。

これだけでは、少しわかりにくいですね。

簡単に言うと「人の行動には原因はなく、あるのは目的だけ。」

うーん。まだ難しいですね。

例えば、あなたの会社である若手の子が、上司にめちゃくちゃ怒られているとします。

人格を否定してくるような怒鳴り方をする上司です。

それは怒るというより、もはや怒鳴っています。

その場合、一般的には

「あの若手の子がミスっちゃったから、あんなに上司は怒ってるんだろうな」と、そう思いますよね。

これは原因論とよばれるもので、普通の考え方です。

比べて、アドラーの考える目的論はこうです。

上司が怒鳴ってるのは若手がミスしたからという原因があるからではなく、別の目的があるからというものです。

では上司は、どんな目的を持ってるのでしょうか?

次のことが考えられます。

  • 若手が今後、自分に歯向かわないようにしたい
  • 上下関係を若手に、はたまた周囲に見せつけたい
  • ただのストレス発散

そんな目的があるからこそ、上司は怒鳴っている。

この考えこそが、目的論なのです。

なかなかに強烈な考え方ですよね。

初めて聞いた人は、不思議な感じがするはずです。

でも「確かに筋は通っている」って思いませんか?

仮に、同じようなミスでも、さっきの例のように怒鳴る人もいれば、冷静に注意しておわりという人もいます。

今後ミスを起こしてほしくないという目的があるとするなら「冷静に注意し、やり方を教える」という方法をとるはずです。

別に怒鳴る必要はありません。

ほかにもこんな例もあります。

「両親が離婚してるから、きっと幸せな結婚なんてできないんだ」と言う人いますよね。

これはアドラーが否定する、原因論に縛られている考え方となります。

結婚生活がうまくいかないことを自分ではなく、両親を言い訳にしようとしてるだけなんじゃないか。

本当に良い結婚生活にしたいなら、今この瞬間からパートナーを大事にすればいいそれだけの話です。

この目的論でアドラーが主張しているのは「過去の原因」や「暗い過去」に縛られるなということです。

「人は変われる」という大前提があるのです。

承認欲求を捨てる

アドラーは幸せになるための1つとして、「承認欲求は捨てよう」といっております。

「承認欲求ってなに?」

それは、人に認められたい欲望のことです。

例えば、次のことがあります。

  • 親に褒められたいから、勉強を頑張る
  • 世間に認められたいから、東京大学や公務員を目指す
  • 誰かにすごいと思ってもらうために、知名度のある大学を目指す

こういったものは人なら誰しも抱く感情ですし、日本全域でおこなわれています。

承認欲求があるのは、仕方のないことです。

そもそも人間は群れをつくって何年も生きてきました。

誰かに依存せずにいられない、承認欲求を持たずにはいられない脳の作りになっています。

人から嫌われることに恐れるのは、人間の本能なので仕方ありません。

今でこそ出歩いてていても安全ですが、昔は人間一人で歩いてたら猛獣に食べられたり、食料を得られなくて餓死したり、1人でいる危険性が高かったのです。

つまり嫌われて仲間はずれになるということは、命の危険に直結します。

そういったことから、現代を生きる私たちにも承認欲求は本能に刷りこまれています。

しかし、アドラーはこの承認欲求を否定しています。

この承認欲求が行きすぎると、他人の評価でしか、自分の価値を実感できなくなるのです。

そうなってしまった人は、認めてもらうためだけに行動するようになります。

人の目ばかり気にして、人の期待にこたえようとします。

そして、自分の本当にしたいことさえもわからなくなる。

最終的には常に、評価・世間体を気にするようになります。

それは自分らしさ、そして幸せとは程遠いものです。

アドラーは言います。

「あなたは他者の期待を満たすために生きているのではない」

「他人の期待に応えようとする人生はあなたの人生ではなく、他人の人生を生きているだけ」

なのでアドラーの考え方では、承認欲求を敵と表現しています。

「でも、承認欲求をなくすことなんてできるの?」そう思うのが当然でしょう。

次に、承認欲求のなくし方を見ていきましょう。

承認欲求のなくし方

承認欲求のなくし方、それは「課題の分離」です。

これは何かというと「人の課題と自分の課題を分離して考えよう」ということです。

同時に「他者の課題には決して踏み込まないこと」です。

承認欲求に負けてしまうのは、この課題の分離が正しくできていないからだといわれています。

自分の人生においてあなたにできる自分の課題は、自分が信じる最善の道をえらぶことだけです。

それについて他人がどのような評価をくだすのか、承認してくれるかどうかは他者の課題でありどうしようもできないものです。

これだけではやっぱり難しくて、いまいちよくわからないですよね。

本書では、このような例が用いられておりました。

「馬を水辺に連れて行くことはできるけど、水を飲ませることはできない」というものです。

「馬に水を飲ませたい」と思った時に、馬を水辺に連れて行くことは自分のコントロールできる範囲内のことです。

しかし実際に水を飲むかどうかは、馬の気分次第です。

自分にはコントロールできないことですよね。

なので馬が水を飲まないことに悩みつづけるのは、時間の無駄です

心にも毒でしょう。

ほかにも、こんな例があります。

サラリーマンによくある悩みです

営業マンとして一生懸命頑張っているけど、上司が自分のことを評価してくれない。

どうやったら、自分のことを評価してくれるんだ。

このケースだと自分のできることは、営業成績を伸ばす努力となります。

それをただやりきるだけです。

上司からの自分に対する評価は、上司にしかコントロールできません。

上司が自分をどうおもうのかは、100%上司次第です。

上司からの自分の評価を良くしたいから、どうすればいいのか悩むということは、先ほどの馬に水を飲ませようして悩む例と同じです。

これらは他人の課題なので、自分が試行錯誤して悩むのは無駄なのです。

一方で、課題の分離をしっかり理解してる人はそんな事はしません。

自分の課題だけに全力を出し、これは自分でコントロールできない自分の課題じゃないと判断できるものは思い切ってシカトします。

その結果として、上司が私をどう評価してくれるかは上司の課題です。

そんなに考え込まなくていい。考えても疲れるだけです。

もし自分はちゃんと営業成績を残してるし、上司にも誠意をもって接している。

それなのに不当な悪い評価を受けるということがあれば、またそこで自分のできること、自分の課題を探せばいいのです。

現実、そういう上司も少なからずいます。

無茶な上司に当たってしまったら、自分が異動するように動いたり、転職できるように動いたり、その上司をどっか違う部署に飛ばせるように工作してみるとか自分にできることを探せばいいのです。

間違っても「この上司にいつかもっといい人になって欲しいなぁ」ということは考えてはいけません。

人は簡単には、変わりません。

他人を自分の思い通りに変えようとするのは、まさに他人の課題に首を突っ込んでいるということになります。

人は人、自分は自分と考える。

そして自分でやるべきことをしっかりやっていくというのが、「課題の分離の基本的な考え方」です。

他人との比較は絶対にダメ

つぎに「他人との比較は絶対にダメ」という内容です。

  • Bくんは頭がいいのに、自分は頭が悪い…
  • C 君は大企業に就職したのに、自分は中小企業だ…

このように自分と他人をくらべた経験はありませんか?

私も自分と他人を比較して、自己嫌悪に陥った経験が何度もあります。

そんな生活をつづけていると、他人すべてを敵のようにみえてきます。

アドラー心理学でいうと、他人と比較するということはよくないと言われています。

他人と比較して生きていくことは、劣等感がつきまとい、生きづらくなります。

幸せな人生を歩むことができません。

なぜなら他人と比較して生まれる感情は「優越感」と「劣等感」のどちらかだからです。

そして「優越感」と「劣等感」があると、いつのまにか他者に勝たなければならないという気になってしまいます。

そうなると周囲の人は敵と見えてくるのです。

また「他人と自分を比較すること=他人と競争すること」です。

この意識がつよすぎると、普段から劣等感に苦しむはずです。

一方でアドラーはこのような考えをしています。

「人生は決して、競争ばかりではない。」このことを理解する必要があるのです。

じゃあどうすればいいのか?

アドラー心理学は「他人と比較を続けるよりも、目指す対象や比べる対象は、他人ではなく自分と比較をする」といっておりました。

つまり、次のように比較するのです。

  • 去年の自分と今の自分
  • 昨日の自分と今の自分
  • 今の自分と来月の自分

このように自分自身と比較することで、もっと頑張ろうという気持ちが沸き上がってくるのです。

その沸き上がってきた気持ちのまま行動にうつすことで、自身を磨くことに直結します。

そして他人と比較するときよりも、自分と比較したほうが「自分はダメな奴だ」という劣等感を感じることも少ないといわれております。

他者貢献をする

つぎにアドラーが紹介するのが「他者貢献をする」という内容です。

この他人への貢献こそが、幸せな人生の要因の1つとしてアドラー心理学では定義されております。

人間が1人で生きることができません。

家族や友人学校や会社などのコミュニティの中にいる必要があります。

そしてコミュニティから外れてしまうと、人は疎外感を感じ孤独となります。

言い換えるとコミュニティの中に居場所があること、これが人の幸福の条件とされています。

そして自分がそのグループの一員であることを体感するために人が求めるもの。

それが「承認欲求」と「他者貢献」です。

しかしこれまでに触れたとおり承認欲求」は、人の期待や評価のために生きる不自由な人生になります。

仲間外れにされないために、人の評価に怯えるような生き方は決して幸せとはいえないでしょう。

対して他者貢献をみてみましょう。

他人が信頼できる仲間になり、その仲間に貢献したいと思うようになることです。

人の手助けをして、心の底からありがとうと言われた時に感じた優しい気持ちが幸せそのものです。

仲間に貢献をすることで、自分は意味ある存在であるという幸福感を得ることができます。

「人に感謝されるために貢献しようとするなんてただの偽善じゃないか!」という人もいるかもしれません。

たしかに何か見返りを求めて行う貢献は偽善です。

しかし周りが仲間で、その人に何かできないだろうかという純粋な気持ちから生まれた他者貢献は幸福感につながります。

例えば、毎日仕事を頑張ってるお父さんがいます。

「誰が金を稼いでると思ってんだ!感謝しろ!」と見返りを求めて、家族に偉そうにするお父さんと

「仕事を頑張ることで家族に貢献できてるんだ!」と感じながら仕事に行くお父さんでは、後者のほうが幸せなのはあきらかでしょう。

このように人に貢献できていると感じることが自分の価値の実感となり、幸せに繋がるというのがアドラーの考えです。

縦の関係を作らない

縦の関係を作らないという考え方です。

地位にちがいはあるかもしれませんが、みんな同じ人間です。

対等な存在なのです。

上下関係を作らないための具体的な行動として、人を褒めないということです。

褒めると一言でいっても、褒める側と褒められる側の上下関係がうまれてしまいます。

また相手を褒めるのはいいことのように聞こえますが、承認欲求を刺激することにもつながってしまいます。

じゃあ頑張っている部下がいたら、何て言ってあげたらいいんだ?って思うでしょう。

その場合には褒めるのではなく、「ありがとう」と感謝しましょう。

感謝には、上下関係を生み出しません。

感謝は目上の人にも、自分の子供にもしますよね

その対等な関係だと、承認欲求が刺激されず健全です。

ここで重要なのが、感謝されようと絶対に思わないことが重要です。

自分が何かをやってあげて、相手が感謝するかどうかは相手の課題です。

自分は、大好きな人のためになることをしてあげます。

そして「絶対相手のためになったはずだ!」自己満足することが大事なのです。

まとめ

最後にこの記事のまとめです。

  1. 目的論という考え方
  2. 承認欲求を捨てる
  3. 課題の分離をして考える
  4. 他人との比較は絶対にダメ
  5. 他者貢献をする
  6. 縦の関係を作らない

ここまで触れてきたような他者に認められたいという承認欲求。

他人と自分と比較して優位に立とうとする競争意識。

そして自分と他人の課題のいりまじった状態をだと、貢献しあう仲間を持つことができません。

つまり健全な幸福を得ることができません。

だからこそ承認欲求や競争意識は捨てる必要があります。

そして自分と他人の課題をはっきりとさせる

相手の課題に侵入しない必要があるのです。

アドラー心理学は、一環としています。

「過去や原因に行動を縛られるな!」

「人生は今この瞬間から変えられる」という考えかたです。

ただ完璧にアドラー流を取り入れるのではなく、できることだけ取り入れるといいと思います。

いくらアドラーが言っているからといって、人をまったく褒めないというのは現代社会では生きにくいかもしれません。

褒めたいときは、素直にほめてもいいかもしれませんね。

また本当に悩んでいる人に対して目的論をつきつけるのは、正直残酷なことだと思います。

「引きこもっている君は、引きこもるという目的があるからだ

過去にいじめられたから…という言い訳をしているだけだ。」

なんて言ってはいけません。NGです。

あくまで「こんな考え方があるんだなー」程度に受け取っておきましょう。

最後にこの本をよんだだけ、記事を見ただけでは残念ながら意味はありません。

学んだ内容を実践することがとても重要です。

今回紹介したことの中で「これは取り入れないといけない!」と感じたことがあれば、今から取り組んでみてはいかがでしょうか?

ここまでご覧いただきありがとうございました。

またお越しください。

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