映画 リミット 箱から脱出できるか? あらすじ 感想 ネタバレ

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閉所恐怖症、先端恐怖症、高所恐怖症…

目立って苦手意識はない方でも、目が覚めたら箱の中!

なんてことが起これば、さすがに恐怖に見舞われてしまうかと思います。

今回は閉所恐怖症だと耐えられない作品です。

 

映画のあらすじと結末、感想を書いていきたいと思います!

 

一言あらすじ:箱の中に閉じ込められた人が脱出を試みるお話。

一言感想:情景は箱の中のみ、景色が変わらないのに飽きない。

 

映画詳細

  • 監督:ロドリゴ・コルテス
  • 制作:(2010年)
  • 原題:Buried
  • 上映時間:94分

キャスト

  • ポール・コンロイ:ライアン・レイノルズ(東地宏樹)
  • ダン・ブレナー:ロバート・パターソン(田中允貴)
  • ハビル:ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス(広田みのる)
  • アラン・ダヴェンポート:スティーヴン・トボロウスキー(森源次郎)
  • リンダ・コンロイ:サマンサ・マシス(小橋知子)

 

あらすじ

イラクでトラック運転手として働くアメリカ人ポールは、ある日突然何者かに襲撃され、気づくと地中深くに埋められた棺の中にいた。手元にあるのは携帯電話、ライター、ナイフ、ペン、酒、そして残り90分の酸素のみ。タイムリミットが迫るなか、ポールは必死に脱出を試みるが……。

映画.com

 

感想(結末ネタバレあり)

個人評価:★★★★(4/5)

 

最初、OPがあり、その後しばらく真っ暗な画面のまま。

プレステ3で、「U-NEXT」で見ていたのですが、

真っ暗な画面がしばらく続いたため、フリーズしちゃったかな?と疑っちゃいました。

1分弱?で無事本編始まりました(笑)

 

 

携帯を見つけ、その後いろいろなところに電話をかけて、

ジタバタする主人公ポール。

 

主人公と電話口の相手だけしか出てこない、

すごく経費削減な映画の割に、最初から最後まで夢中で見てしまいました。

 

 

携帯が見つかったらまず、119ですね。

でも自分の居場所がわからないと、「救助も何も…」って言われちゃいます。

 

自分の話を聞いてほしいポールはその後

いろんなところに電話かけるのですが、焦っているにしても態度が悪い。

 

相手の話を聞かないですぐに「クソ野郎!」なんて

暴言吐いて切っちゃうもんだからどうしようもないですね。

 

 

電池の残量が少ないにしても、状況説明は大事だと思うんです。

でもその焦りようも、実は不安障害があってのことでした。

 

 

そして電話の受付窓口のどこに問い合わせても、

事務的な対応が主人公を追い詰める。

命がかかっているって言っても淡々と、マニュアル通り、

状況の確認から淡々と話をされたら余計に不安を煽ってしまいます。

 

 

そして、会社もにも連絡した上で、折り返しの連絡がかかってくるのですが、

散々な言い回しで解雇を告げて、

会社にはあなたを助ける義務はありません、

って絶望を与えるだけ与えて何もしない。人間って恐ろしい。

 

 

最終的に、テロ人質対策の責任者「ダン」と話すことで

大きく状況が変わってくるのですが、この人がまた絶望に追い込む元凶ですね。

 

 

なんども期待を与えて、突き落とすの繰り返しがひどい!

「本当に助けたならその人の名前を教えろ」とポールが言うと

「マーク・ホワイト」の話をしてくれます。

無事に救助し、「彼は家に帰っている」と言って落ち着かせます。

 

 

絶対に助けるといい期待させて、

今度は携帯の電波が逆探知できない、助けられない…と訂正するも、

やっぱり助けられるかもしれない!

アメリカ人を埋めた情報をうると報告が入ったので助けに行くよ!

と期待を持たせる。

 

 

電話口で今掘り起こしているんだ!

あと3分頑張ってくれ!と言った後が衝撃的。

 

 

「マークホワイトの棺だった…」が最後の絶望。

助からないだけでなく、以前に助けた人の話自体も嘘。

絶望で物語が終了しちゃいました。

 

 

助かってない人の名前をあげたってことは、

この人はまだ誰も助けられていないんだね。

 

 

疑問が多々残る状態で終了しちゃったのでかなりもやもやが残ります。

 

・ケータイの電池持ちすぎ。

→演出上、仕方ないのかな。

でもライターとかサイリウムとか入れてあげるくらいなら、

ケータイの充電くらいしておいてあげて、と犯人に言いたいw

 

・身代金500マネーから100マネーへの大きな値下げ。

→犯人もどうしてもお金が必要だったのかな?

でも少しでもお金がほしいのであれば、拉致した人質生かしてないと、取引できないよね。

 

・犯人に指を切る動画を送ったのに応答なし。

→お金のことと人質のことも合わせ、

これは犯人がもともと助ける気が無かったのかな、と。

 

 

つまり、散々痛めつけた上で、

恨みのあるアメリカ人を殺したかったのかな、と思いました。

でもこれは私の意見であって、

見る人によって、解釈が変わる映画なのかなと思います。

 

 

個人的にはもやもやが残る、

主人公が報われない映画は好きなので、高評価。

 

 

以前に見た、主人公が報われない映画、「ミスト」がまた見たくなりました。

→ミストの感想はこちら

解決しない作品・報われない作品って

なんだかすごく不思議な魅力を感じます…。

 

 

退屈な日・ちょっとハラハラしたい時などにおすすめです。

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この作品はU-NEXTで見ました。

※ページの情報は17年7月時点のものです。
最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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