レビー小体型認知症 もしかしてと思ったらどうするの?元介護従事者が紹介

レビー

クジの健康診断へようこそ!

こんばんは、クジです。

少子高齢化が進むの日本。

これから、認知症の方がどんどん増えて行くと予想されています。

そんな認知症にはいろいろな種類があります。

今回は、レビー小体型認知症について紹介します。

認知症とものわすれの違いについては、下記の記事で詳しくまとめています。

認知症と物忘れの違い どんな症状?【元介護従事者が解説】
超高齢化社会となっている今、認知症が問題視されているのはご存知でしょうか?認知症が原因で、生活上での混乱や周囲とのトラブル等いくつかの社会問題が発生しています。今回は「認知症」と「もの忘れの違い」認知症の「何が問題なのか」について紹介したいと思います。
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レビー小体型認知症とは

家族

レビー小体型認知症は、次のような病気です。

レビー小体という特殊なたんぱく質が神経細胞にできます。

そして、脳の大脳皮質や、脳幹というところに集まります。

レビー小体がたくさん集まると、神経細胞は壊れて減少してしまいます。

すると、神経を上手く伝えられなくなり、認知症の症状が現れます。

アルツハイマー型認知症の次に多い認知症で、約20%を占めています。

65歳以上で発症する方が多く、また男性に多いのも特徴です。

そして、ほかの認知症に比べて進行が速いため、早期発見が重要となります。

治療法はまだありませんが、薬によって進行を遅らせたり、回復の可能性も出てきているそうです。

※2020/09/17現在

どんな症状があるの?

脳

レビー小体型認知症にはどんな症状があるのでしょうか?

他の認知症と比べて、レビー小体型認知症には特有の症状がいくつかあります。

中でも特に目立つ以下の症状を紹介します。

  • 幻視
  • パーキンソン症状
  • レム睡眠行動障害
  • 自律神経症状

幻視

カンガルー

レビー小体型認知症で一般的に表れる症状のひとつが幻視です。

実際にはいない人や物が、実際にあるかのように見える症状です。

初期では、もの忘れなどの記憶に関する症状よりも幻視のほうが現れやすいようです。

  • 虫がいると思って追い払おうとする
  • 誰もいないところに向かって話しかける
  • 部屋に侵入者がいると思って通報する
  • 小さなおじさんが見える

このような症状を訴えるときは、すぐに否定するのではなく、本人の話を聞いてあげることが大切です。

パーキンソン症状

パーキンソン症状は脳幹にレビー小体が集まることで以下のような症状が現れます。

  • 手や足が震える(振戦)
  • 体が硬直する、筋肉が固くなる(固縮)
  • 表情がなくなる(無表情)
  • 動きが遅くなる(無動)
  • 前かがみ歩行が目立つ
  • 歩幅が小刻みになり、最初の一歩が出にくくなる
  • 歩行を始めると突進、止まれなくなる

筋肉が固くなることで歩行などの運動がむずかしくなり、バランスを崩しやすくなります。

転倒はもちろん、ベットからの立ち上がりなどにも注意が必要です。

レム睡眠行動障害

人は寝ている間、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を交互に繰り返しています。

しかし、レビー小体型認知症を発症すると以下の症状が出る場合があります。

  • レム睡眠時に奇声を上げる
  • レム睡眠時に暴れる など

寝ぼけているとは言えない、異常な行動が現れます。

しかし急に起こすと、夢と現実の区別がつかなくなることがあります。

けがなどの危険がない場合はすぐに起こさずに見守ることも大切です。

自律神経症状

レビー小体型認知症を発症すると、自律神経のバランスが崩れることで以下のような不調が現れることがあります。

  • 立ちくらみ、めまい
  • 頻尿、便秘、失禁
  • 動悸、だるさ など

また、抑うつ状態になってしまったり、失神する場合もあるため、怪我につながらないよう注意する必要があります。

そのほか、さまざまな周辺症状、BPSDが出る場合がありますので、気になる場合は症状をメモに取るなどして病院に行くことを検討いただければと思います。

▼周辺症状(BPSD)については、下記の記事で詳しくまとめています。

認知症の症状、BPSD 周辺症状とは?【元介護従事者が紹介】
こんにちは。 認知症にはいろいろな症状があるのを知っていますか? 前回は認知症の中核症状について紹介させていただきました。 今回は認知症の 「BPSD(周辺症状)」の種...

認知症かな?と思ったらどうするの?

悩む

家族に気になる症状が現れたら、まずはお医者さんに相談しましょう。

自分がもしかしたら、と思った場合も同様です。

ただ、レビー小体型認知症の場合は、本人以外が気付く場合がほとんどかと思います。

中には、

きっと年のせい、気のせいだ
まだまだ若いから大丈夫

自分は病気じゃない!

と言って、病院の受診を拒否されることもあるでしょう。

しかし、認知症は、できるだけ早く発見する必要があります。

早く見つかれば、悪化する前に、適切な治療が受けられるでしょう。

症状の進行を遅らせることができるかもしれません。

しっかり理由を説明すれば、きっと病院へ行ってくれると思います。

「何かおかしい」

「もしかして…」など

今までとは違う症状や行動に気づいたら、できるだけ早めに医療機関を受診することを検討していただければと思います。

どこに行けばいいの?

認知症の診断は、下記医療機関に相談しましょう。

  • 神経内科
  • 神経科
  • 精神科
  • 心療内科
  • 脳神経外科
  • もの忘れ外来
  • 認知症外来 など

症状の問診には時間がかかる場合がほとんどなので、病院によっては事前に予約が必要なことが多いと思います。

インターネットなどで調べてからの外来をおすすめします。

かかりつけ医がいる場合は、まずはかかりつけ医に相談しましょう。

別の病院での診察が必要と判断されれば、紹介状でこれまでの病気や体の状態などの医療情報を伝えてもらえるはずです。

どんなことを聞かれるの?

何を聞かれるか心配ですか?

来院されたら、本人と家族に起こった症状を聞かれます。

本人が自分の症状に気づいていないこともあるかもしれません。

何かおかしなことがあればメモをしておきます。

そして来院したときにお医者さんに伝えましょう。

  • どんな症状?
  • 家族やあなたはどんな症状で困ってる?
  • いつ頃気づいた?
  • 日常生活に支障はある?
  • 今までにかかった病気はある?
  • 現在のんでいる薬はある?
  • 最近、生活環境に変化はあった?

些細なことでもお医者さんに伝えることが大切です。

まとめ

笑顔の人々

最後にこの記事のまとめです。

レビー小体型認知症について紹介しました。

認知症といえば記憶障害というイメージがありますが、レビー小体型認知症は他と異なる症状が多いため、症状の出方によっては気付きづらい場合があると思います。

しかし、ほかの認知症に比べ進行が速いため、少しでも疑いがある場合は、注意して観察し、早めに医師への相談も検討してみてください。

認知症とわかれば、福祉サービスの活用も考えられます。

そして家族の介護負担を減らすことも可能です。

もしかして、と思ったときに…

この記事が、患者様やご家族の方、介護従事者の方、介護を学ばれている方などにお役に立てば幸いです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
またお越しください。





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