IT イット“それ”が見えたら、終わり。感想 ピエロに支配された街?

大人の方も学生の方も、その他皆様お疲れ様です。

毎日暑いと休みの日くらいは
家から出ないでおうちでホラー映画で涼しくなるのはどうでしょう?

1990年にテレビドラマ化された「IT」、
テレビミニシリーズと言うことで2回に分けて放送された作品の映画リメイク版です。

映画「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」(ネタバレなし)の

あらすじ感想を紹介していきたいと思います。

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一言あらすじ:ピエロが見えたら危険信号!一人になったら連れていかれる。

一言感想:一番怖いのは人間。

 

映画詳細

  • 監督:アンディ・ムスキエティ
  • 原作:IT-イット(スティーブン・キング
  • 制作:アメリカ(2017年)
  • 上映時間:135分

キャスト

  • ビル・デンブロウ:ジェイデン・リーベラー
  • ペニーワイズ:ビル・スカルスガルド
  • リッチー・トージア:フィン・ウルフハード
  • エディ・カスブラーク:ジャック・ディラン・グレイザー
  • ベバリー・マーシュ:ソフィア・リリス
  • ベン・ハンスコム:ジェレミー・レイ・テイラー
  • スタンリー・ユーリス:ワイアット・オレフ
  • マイク・ハンロン:チョーズン・ジェイコブズ
  • ヘンリー・バワーズ:ニコラス・ハミルトン
  • ジョージー・デンブロウ:ジャクソン・ロバート・スコット

あらすじ

とある田舎町で児童が行方不明になる事件が相次ぐ中、おとなしい少年ビルの弟が大雨の日に出掛け、大量の血痕を残して姿をくらます。自分を責めるビルの前に突如現れた“それ”を目撃して以来、彼は神出鬼没、変幻自在の“それ”の恐怖に襲われる。彼と同じく“それ”に遭遇した人々とビルは手を組み、“それ”に立ち向かうが……。

シネマトゥデイ引用

振り返りながら感想

 

今回、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は、原作の小説や、1990年のテレビドラマは見ず、前知識まったくなしの状態で見てみました。

CMでも出ていたピエロの容姿。

なんだか不気味な雰囲気。

顔が白色の厚塗りで表情も読み取りづらいので、ピエロが苦手という人は少なくないのではないでしょうか。

この作品にもピエロが苦手な子が出ていました。小さい頃にサーカスに行って、なんだかピエロがトラウマ、なんて人もいるかもしれないですね。

 

なぜか怖い地下室

さて、この作品はまず不穏なBGMから始まります。

体調を崩している兄ビルとその弟ジョージー

紙で作った舟を水に浮かべるために、ビリーはジョージーに地下室からワックスを取ってくるように頼みます。

地下室って、どの作品でも怖い雰囲気ですね…。子供の怖い場所定番という感じです。アメリカの一軒家には地下室があるのは定番のようです。

地下室は広くて大きくて羨ましい!
死角が多くてホラー映画では絶好の心霊スポットですね!

地下室に向かう途中気になったのが、不穏なBGM引いてるのはお母さん?!

お前が弾いてんのか!と思わず突っ込みを入れちゃいました。吉本新喜劇の茂じいの携帯みたいに空気読みすぎ(笑)

さて、地下室にたどり着いたジョージー。

無事ワックスを手に取るも、よくわからない物音でとにかくビビる。

私もビビる…。音でビビらせる系は逃げようがないです。

 

CMのシーン、船が下水道に…

雨の中ジョージーは船を水に浮かべ走り出します。

転んでしまったビリー。流されてく船を必死で追いかけたら下水の排水口に入ってしまいます…。

CMでも出てきたシーンですね。

 

「ビルに殺されちゃう!」と排水口をのぞいていると!!

ひょっこりと出てくる人物、ペニーワイズ。ピエロさん。

「やぁ、ジョージ、船を返して欲しい?」

名乗ってもいないのに、なぜか名前を知っているピエロ。

 

なんで水の中にいるの?とジョージーが問いかけると、

「嵐でサーカスごと流されてしまった」とのこと。

 

しばらく楽しそうにお話ししていると、急に唸りだすピエロ。

不審に思ったジョージーは「帰らないと!」と伝えると、

「船はいらないの?持って帰らないと”ビル”に怒られるよ」と答えるピエロ。

吹き替えで見てたのですが…。兄の名前言いましたっけ??
初めから目をつけていて、身元調査済みですか?!こえーな…。

 

渋々手を伸ばすジョージ。
手を引っ張られて引き込まれるんだろうな、と思ったら予想外っっw

腕を食われました。

そしてお持ち帰りです。あっけない一瞬の出来事。近所の人が一瞬外を覗くも、気づかれることはありませんでした…。

 

登場人物の人間関係は複雑。

ビルとその友人リッチースタンリーエディ

いつも4人一緒に行動している様子。

覚えたての下品な表現を連呼する感じが、馬鹿らしいが若さを表している感じです。

 

ビル達は、なぜか学校の不良ヘンリーとそのとりまきに目をつけられています。

夏休みに入る日の帰り道も絡まれてしまう。

でも今日は学校の前に警察がいたおかげで無事だったのかな?

ジョージーだけではなく、ベティという女の子が家庭科の授業中に行方不明になってしまったのです。

 

ビル達がいる西門とは別の学校出口。

挙動不審に周りを見渡すのは、ぽっちゃり体型の少年ベン

ベンもまたヘンリーに目をつけられている一人。

そこに居合わせたのがべバリー
ベンは転校生で友達がおらず、サイン帳は白紙です。べバリーがサインをしてくれて、嬉しそうな様子がすごく微笑ましい。

勇敢な様子はなく、ぽっちゃりしていて頼りない感じですが、この作品では個人的にすごく好きなキャラクター!

 

そしてもう一人、マイク。マイクは家では羊を飼育しており、飼育員に羊を殺すよう命じられるも、たじろいでしまう。

「人間の行き着く先はどっちかだ。俺たちがいるこっち側か羊側か。ぐずぐずと迷っているうちに人に行き先を決められる、そして気づいたら銃を突きつけられている。」と厳しい指導を受ける。

若いうちから動物を殺すことを命じられ、厳しい現実を突きつけられる家庭環境は如何なものか。ひねくれてもおかしくない。

 

この作品の登場人物は、みんな家庭内で大きな問題を抱えているのがはっきりと描写されていました。

 

ビルは父に「ジョージは雨に流されて荒地にいる!」と訴えますが、父は「ジョージはもう死んだ!もうできることはない!」と怒鳴り散らします。

普通はもし死んでいるんだとしても、遺体だけでも…とか、本当は生きているかもしれないと期待を抱いてビルの悲しみにも歩み寄ってくれるものではないでしょうか。

 

エディは、過保護な母親に、行動を縛られ、

べバリーは学校ではいじめられ、家庭では父親に性的虐待を受けている様子。

 

グロテスクな部分もそうでしょうが、人間関係の闇をしっかり表現するためにもR-15での作成となったのではないかと思いました。

そんな闇があるから、ペニーワイズに狙われたのかもしれませんね。

 

この辺でもう、登場人物が多すぎて、名前が覚えられません…。

 

様々な事情がある子供たち。

共通してピエロを見たことを知り、子供たちは一致団結してピエロに立ち向かって行くのでした。

器用なピエロ、ペニーワイズ

あなたは怖いものがありますか?

皆さんそれぞれ怖いものって違いますよね。

他者に嫌われることが怖い人。

暴力などの力が怖い人。

血が怖い人。

火事などのトラウマで炎が怖い人。

おばけやゾンビなど非現実的な存在が怖い人。

他にも色々な恐怖があるかと思います。

 

狙いを定めた子供の怖がるものに姿を変えるピエロ。

ピエロがいろんな恐怖に変身して、精神的に追い込んで行く様子が描かれています。

それぞれの恐怖にどう立ち向かうのかが作品の鍵ですね。

 

 

 

総評

個人評価:★★★(3/5)

「どちらかといえばアドベンチャー作品」

ピエロが苦手でなければ特別怖い作品ではないような気がしました。

そろそろくるな、と予想ができる部分が大いにあるので、心の準備ができるんですよね。

そしてホラー映画というよりはアドベンチャー映画という感じ。

グーニーズという冒険映画にホラー要素を加えた印象がありました。

 

子供の頃のことを振り返ると「なんであんなものが怖かったんだろう…」と思うものがひとつくらいはあるのではないでしょうか?

私はこの作品をみて、昔見たピノキオのアニメがすごく怖かったのを思い出しました。

ロバの鳴き声が妙にリアルなんです…。

ピノキオがきっかけでロバや馬のような生き物を見るだけで怯えていた幼少期。

私のことはさておき(笑)

 

思春期真っ只中の少年少女たちが、

どのように恐怖に立ち向かい、どう成長して行くのかが見所だと思います。

 

本当に怖いのは、ピエロが見せる恐怖よりも大人たち人間。

子供に対する態度の方が恐怖なような気もしましたね。

昨今問題になっている家庭トラブルに対するメッセージ性があるような作品にも感じました。

 

子供の頃だと気づかない、大人の不自然さ。

子供目線のこの作品なら何か気づくものもあるかもしれませんね。

反面教師ではないですが、身近な人に知らず知らずのうちに不快な思いをさせていることがあるかもしれない。

私はこんな大人にはならないように努力しようと思います。

 

個人的にあまり怖くなかったのですが…。

物語としてはとても楽しめたので評価は可もなく不可もなくとなりました。

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続編2019年11月01日公開決定!!

さて、この作品、2019年に続編の公開が決定されているそうです!!

日本では11月1日からですね。

マレーシアではすでに上映されているのですが

英語がわからないので見れません!!涙

 

今回は27年後の大人になった主人公たちのお話。

”それ”は27年ごとに街に現れるということになっているのでね。

IT イット “それ”が見えたら、終わり。の最後にみんなで誓いを立てます。

誓いを果たすために集まった

27年後の子供達はどんな風に成長しているのか!

ペニーワイズはどんな恐怖を運んでくるのか!

なぜ大人たちは度々起こる行方不明事件に関与しないのか…。

今回明かされることがなかった詳しいところまで出て来てくれたら嬉しいな。

公開まであと少し!

続編を楽しみに待ちたいと思います♪

 

この作品はNetflixで見ました。

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

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