皆さまお疲れ様です。
今回かなり考えなしの行動だとはわかっていたのですが…
探究心がおさえられず海外移住を決めました!!
行き先はマレーシア!
決断にいたった詳細と、入国までの対応、住んでみた感想についてまとめてみました。
Contents
移住のきっかけ
まず、移住の動機、きっかけからお話しましょうか。
ちなみに筆者のスペックは
- 20代後半女性
- 学生時代は接客業でアルバイト
- 専門卒
- 職務経験は主にコールセンター
そのほか喫茶店、ディズニーでバイトなど - 飽き性な性格で2〜3年ほどで仕事を辞め転々と働く
- 資格は専門時代にとった以下2つのみ
1、日本はなしことば検定
2、アナウンス検定
英語が全くと言っていいほど話せません。
冗談抜きで会話ができないレベルです。
もちろん、英語以外の外国語は全く話せません。
学生時代の記憶を呼び起そうにも10年以上も前…。
ないのと同じですよね(笑)
学生時代の記憶があったとしても底辺高校の中の底辺。
成績はいつも5段階評価の2以下でした…。
そんな私が海外にいこうとしたきっかけは!
ボンビーガール(海外移住編)でした。
日本で大変な生活を送っていたけど、海外移住したら豪邸にすめちゃった★的なやつです。
先陣を切って海外に出た方たち。
その方たちも英語はほとんど話せない人だったんだとか。
ちょっとまてよ、ほんとかよ。
英語できないって言いってるけど…
ほんとは日常英会話くらい話せるんだろ。
日本語しか話せないのに雇ってくれる会社なんてあるのかよ…
とりあえず、転職サイトを見るためには…
- メールアドレス
- 現在の住まいなどの個人情報登録
- 希望の応募条件など入力 など
ちょっとした情報を登録しないと求人ページが見れないサイトだったので、登録。
「どうせ応募条件は日常英会話以上を話せる人なんだろう」
そう思いながらも転職サイトを見てみると…
「英語力不問、VISA申請、渡航費は会社が負担します。」
そんな求人が本当にありました!
本当にあるんだ〜すご〜い。
よし!応募しよう!というような意気込みはなく。
とりあえず登録だけして放置のつもりでした。
すると後日、オファーメールが…。
ご興味おありでしたらオファーメールに返信を…。
オファーもらえるくらいだから私でも海外に行けるんじゃない?!
これが私の海外に行こうと思った決定打です。
転職サイトからオファー、その後の手続き
転職サイトから届いたオファーメール。
オファーメールが来てから私が行ったことは…
- オファーメールに返信
サイト内メールではなく直接メールが来る
内容は電話面接の希望時間と履歴書の送付 - 電話の対応可能時間と必要書類をメールに添付し送信
では、何月何日何時に連絡しますと返信が来る - 電話での一次面接
担当(日本人)からの電話を待つ - 担当と話し、二次面接の予定を確認
- 同日、二次面接官と対話
後日結果を知らせるとの内容で終話。
結果メール(採用のお知らせ)が届く - パスポートの申請・購入
- 採用に必要な書類の提出(全てメールで対応)
たまに詳細の確認で電話がかかってくることもある - 書類の提出後、VISA申請の結果を待つ
VISA通過のお知らせと飛行機のチケットが届く
ざっくり書くと、こんな感じでした。
海外旅行はしたことがありません。
そのため、受かって慌ててパスポートを作りました。
そのほかは…
VISAの申請・飛行機の予約など会社がやってくれました。
必要書類の提出以外は特になにもしていません。
受かっても海外にいく実感はもちろんありませんでした(笑)
なんなら渡航当日、空港に着くまで実感が無くて1日そわそわしていました。
会社によって手配してくれる内容は違うと思います。
私が求人を見た時は大体どこも似たような感じでした。
ある程度の渡航のサポートはしてくれると思います。
電話面接内容とメリット
今の仕事の電話面接は2回ありました!
1回目の電話面接内容は主にマレーシアの宣伝でした(笑)
- マレーシアはこんなところです
- 私(面接官)はこんなところがおすすめです
- 会社にはこんなサービスがあるので安心ですよ
- 日本よりはのんびりしているお国柄なのでそこはご容赦ください
- 2次面接の予約しておきますね、ご都合は?
2回目の電話は面接っぽい感じでした。
- 募集中のコールセンターのお仕事内容についての案内
- 以前はどんなお仕事をされていましたか?
(コールセンターや飲食店ではたらいていました) - コールセンターで受けたクレームはありましたか?
- どんなクレーム内容でしたか?
- どのように対処しましたか?
- マレーシアにはいつ来られますか?
- 移住にあたり不安なことやご不明点はありますか?
- 結果は後日メールでご連絡致します。
電話面接は初めてだったので心配していました。
しかし、通常の対面面接とは違ってメリットだらけでした!
- 顔色を伺いながら話す必要がない
- 身だしなみを整える必要がない
- 伺った内容などをノートやPCでメモを取りながら話すことができる
- 見た目で判断されない
- 時間を気にして出向く必要がない
個人的に一番嬉しかったのは、身だしなみと出向くことですね。
たまたま面接の日が何もでかける予定のない日。
なので完全に部屋着ですっぴんの状態ですが、声さえ出ればOK!
通常の面接だとよゆうを持って行動が必要ですよね。
身だしなみを整えて、化粧して、
早く着きすぎても遅く着きすぎてもダメだから面接先の近くに早めについて…
などとの準備が全く必要なし!
電話を待っているだけなので、面接時間ギリギリまでやりたいことができてよかったです。
日本の面接ももっと電話面接を行ってくれればいいのにな、と思いました!
移住に向けて準備開始
メールで結果の連絡をいただき、晴れて入社決定!
早ければ2018年内に移住の予定でしたが、賃貸の契約の関係で2019年1月からの移住となりました。
出国までに行った準備が意外とたくさんありました!
会社に対する準備
面接通過後、行った準備はこちら!
- パスポートの準備
- パスポートができたら全ページをデータ化してメールで送付
- 契約書にサインしてメールで送る
- 証明写真の画像を送る
会社に対する準備はほとんどありませんでした。
必要書類が順次送られてくるので記入して送るだけ。
全部メールでの対応なので楽ですね。
自分のための準備
出国までに行った準備はこちら!
- 不要なものの処分
賃貸に住んでいたので不要な家具家電を処分しました!
そして、マレーシアは年中あったかい国なので冬服を大量に処分。
今はジモティーやメルカリで手軽に受け渡しができるので便利ですね。
リサイクルショップに売ることも可能です。
金額面的に私は手間ですがメルカリ、ジモティーで対応しました。 - 出国日が決まったら賃貸の引き払いのため不動産へ連絡
どの不動産も基本的に退去1ヶ月前に申告が必須だと思います。
日にちがわかれば早めに連絡ですね。 - 電気・ガス・水道の停止手続き
賃貸解約日に合わせて、電話もしくはネットで停止ができました。
基本的に退去の場合は立ち合いは不要のところが多いです。 - 国保、年金の手続き
海外に移住する場合も支払いを続けて加入継続するか停止するか決めましょう。
私はできるだけ支払いを減らしたいので停止しました。
一時帰国の際に病院に行くなどの必要がある人は継続で支払ってもいいかもしれません。 - 携帯のSIMフリー化・解約
海外に行ってからSIMを差し替えて利用できない?!なんてことにならないように
SIMフリーではない場合は事前に契約のキャリアにて対応します。
私はauを利用していたので、店舗で対応すると有料と言われ、自宅でネットからSIMロックの解除をしました。
解約は店舗でしか行えないようなので、ギリギリに来店。
キャリアによると思いますが、一時停止という形で、日本の電話番号を月々何百円か支払うことでそのまま残しておくこともできるみたいです。
私は電話番号にこだわりはないので解約しました。 - 国際運転免許証更新
運転免許を持っている方、海外でも運転の予定がある場合は、申請が必要です。
マレーシアは日本と同じ左側走行なので、難しくないのかな。
クアラルンプール郊外に住む場合は車があると便利だと思います。 - クレジットカード、キャッシュカードの確認
海外で使えるのかどうか、どれくらい使用しないと停止になるのか、期限など事前に確認しておくことをお勧めします。
- キャリーケース購入
利用する航空会社によって重量制限がサイズ制限があるので、購入を検討する場合は会社から手配してもらえる航空会社を確認してからの購入をお勧めします。 - コンセントのプラグを購入(電圧確認)
携帯をほとんど使わない方でも1〜2日ほどで携帯の電源は切れてしまうことでしょう。
もちろん変換器は現地に売っていますがすぐに買いに行けるとも限らないので、私は事前に準備して持って行きました。
やらなければならないことの数は多いような気がします。
しかし、処分や備品の買い揃え以外は1〜2日あれば十分でした。
移住後のマレーシアでの住まいは、会社の好意で2週間、寮で生活できるサポート付き。
なので、寮生活の間に部屋探しをすることができます。
事前に海外の不動産に問い合わせて準備などは不要でした。
マレーシア入国
深夜便で日本を出国。
そして早朝4時ごろにマレーシアに着きました。
英語が全くできないので、荷物の受け取りや入国審査がとても不安でした。
入国審査は外国人として手続きを行います。
見よう見まねで他の人の後ろについて行き窓口へ。
早朝だからなのか、マレーシアの税関本当にやる気ない雰囲気に驚きました。
携帯かなにかを見ながらぼーっと座っているので、こちらから声を掛ける必要がありました。
パスポートを見せて専用機械で指紋登録をして終わり。
1分もかからない、スピード対応でした。
イメージではVisaのチェックが行われ、仕事?観光?と聞かれるものだと思っていました。
スタッフが発した言葉は指紋登録時の「finger」のみ(笑)
しばらく住んでみて、近隣国に遊びに行く際、飛行機を使ったのですが、さっぱりとした対応は、通常運行のようです。
荷物受取りは電子掲示板でどのレーンに流れてくるか確認して待つだけなので言葉は不要!
電子掲示板はどの便の何時の飛行機かがわかれば大丈夫。
税関を通り抜けてすぐにレーンに向かってもなかなか流れてこず、結構待ちました。
近くにベンチがあるので特に急いでいなければゆったり待つことができます。
荷物をとったらあとは出口に向かうだけ。
出口の手前で荷物を確認するところがありました。
荷物を自分でレーンに乗せて機械に通します。
一応スタッフがいるのですが、このチェックは必要か?と思うほどゆるゆるで一応やっているって感じでした。
荷物を通したあとはすぐに出口につながっています。
出口を出てすぐに換金所があります。
その他、SIMが買えるところや飲食店、コンビニ、ユニクロなんかが並んでいます。
一通りあるので、換金さえ済めば困ることはないと思います。
そしてみんなが進む方についていくとファミリーマートと出口のドアが見えると思います。
こちらから皆さんタクシーなどでマレーシア市街などに向かうのでしょう。
私は会社からお迎えのバンが来ており、そちらから会社の寮まで向かいました。
入社後の会社環境
お仕事はコールセンターで、対応相手はほとんどが日本にいる日本人です。
たまに日本外の日本語の話せる外国人からの入電もあります。
研修も日本語なので、入社後の勤務については何も問題なし。
海外にいるだけで日本で働いているのとほとんど変わらない環境でした。
コールセンターの仕事に抵抗がなければ、研修を受けたら誰でも勤務できると思います。
個人的に仕事で困ったのがパソコン操作。
パソコンは海外のものなので、ツールバーや設定などは英語の表記になっています。
ワードやエクセルも入っているのですが、英語なのでさっぱりわからない!
なにより困るのが、英語でポップアップ(警告)が出た時です。
もともと機械が苦手なので、日本語でエラーが出ただけでもヒヤヒヤ。
英語で表示されたら閉じてもいいのかすら判断ができない。
セキュリティーの関係でGoogleなどの外部検索ツールも使えないので翻訳もできません。
なのでその都度、管理者を呼びつけて対応してもらう必要がありました。
パソコン以外には室内はクーラーで極寒であること。
私の職場は割と広いフロアで座る席によって温度が異なりますが、基本極寒です。
日本で使っていた薄手のパーカーではちょっと物足りないくらい寒い席もあります。
そのため、もこもこのひざ掛けを持ってきたり、毛糸のセーターを着ている人もいます。
まさか日本で真冬に使う防寒具が必要になるとは…。
職場以外にも飲食店、ショッピングモールは基本的にクーラーがしっかり効いています。
寒がりの人は裏起毛のパーカーを来ている人もいるくらいですので上着は常に持っていることをお勧めします!!
休日環境、私VS英語
さて、英語ができない私の私生活。
飲食店、スーパーやファーストフードでの買い物、賃貸の契約…。
当たり前ですが日本語は全くと言っていいほど通じません。
ほとんどのスタッフは英語を使ってはなしてくれます。
同期で入社した方の中に英語を話せる人がいたので、一緒に買い物について行ったり、ご飯を食べに行くことで、どんなことを聞かれるのかを覚え、食事や買い物はクリア。
聞かれることはだいたいどこも
「メンバー?」「プラスチックバック?」だけで文章ではないです。
なので、聞かれることさえ分かっていれば「YES、NO」で答えるだけなので簡単!
飲食店もメニューを指差すことで理解してくれるので、さほど困りませんでした。
住居環境
問題は賃貸契約。
物件見学でいくつかのコンドミニアムを紹介いただき、気に入った部屋を伝えます。
自分の要望は携帯翻訳で訳して伝えることができるものの、答えてくれる内容がわからない!
困った顔をしていると、できるだけ簡単な単語でゆっくり話してくれました。
加えて表情とジェスチャーでの意思疎通。
なんとかなるものです。ゴリ押しとでも言うのでしょうか。
そして契約となれば、契約書を用意してくれます。
文字なら翻訳がつかえるので、なんとか対応し無事契約成立!
日本では考えられない広さの部屋に日本より安い家賃で住めちゃいました。

マレーシア賃貸の一室(リビング)
おおよそ6万円ほどです。(1円=25RMで計算)
家具家電付きなので、オーナーまたは不動産に鍵を貰えばすぐに住めちゃいます。
ちなみに、揃っている家具は部屋によって異なります。
TVやベットはもともとオーナーが用意してくれている場合が多いようです。
しかし、電子レンジや掃除機などはオーナーと前の住居人次第です。
部屋によってスプーンやフォークなどの細かいものまである場合はラッキーですね。
中には新品の洗剤などが置いてあった部屋もあるそうです。
私の部屋はキッチン用品は全然揃っていなかったので、フライパンやフォークなどを一通り揃える必要がありました。
一通り揃えると行っても、消耗品などの物価は日本に比べてとても安いので安心です。
電車・タクシー
出かけるときは、電車やタクシーを利用します。
電車はすごく安いです。
日本のように時刻表で動いている訳ではありません。
路線にもよりますが20分に1本くらいのペースでホームにやってきます。
次の電車はあとどれくらいで来るのかが電光掲示板で確認できるようになっています。

駅の電光掲示板
驚いたのが自動運転で動いていること。
改札付近以外に、ホームに駅員はほとんどいません。
人通りの多い大きな駅にはいるかもしれませんが。
ドアに挟まれたまま電車がすすんでしまうことを考えるとゾッとしますね。
しかし、駆け込む人もいないし、なんなら電車が来ているのが見えていても次が来るまで待てばいい、と皆さんのんびりしている感じでした。
タクシーは基本的にアプリを使って利用できます。
Grabというアプリが有名ですね。
今いるところを行きたいところを入力して検索すると、ドラーバーと車のナンバーが表示されて、あと何分で到着するかの目安が確認できます。
乗った後にほとんどのドライバーは行き先を確認してきます。
電車ほどではないですが、タクシーも安くて便利!
目的地が駅から遠かったり、荷物が多かったりした場合などにとても有効です。
日本だと距離で金額が上がっていく上にいくらになるかわからない、そもそも初乗りが高い!
しかしGrabだと事前に金額が確認できるので安心です。
移動に関しては、行き先がはっきりしていれば英語は全然使いませんでした。
言葉の壁
駅で電車を待っていたりすると、全く知らない人でも声をかけてくれたりします。
どこまでいくの?日本人?など。
言葉の壁があると思っているのはこちらだけで、相手はさほど気にしていないのかもしれません。
ファストフード店などではスピード重視なので、何度か聞き返すと嫌な顔をされることもありました。
そもそも英語が話せない定員さんもいます。
そのときはお互いカタコトの英語やジェスチャー(指差しなど)で対応する感じでした。
こちらが何か伝えたいけど言葉が出てこなくて困っていた場合、
次々と質問したり嫌な顔をするでもなく、発言をまってくれる人が多かったです。
また、言っていることがわからなくて困っていると、簡単な言葉に直して話してくれました。
携帯で翻訳を使って訪ねた場合などに対しても、わかりやすいようにゆっくり答えてくれたり、同じく翻訳を使って対応してくれたり、とても親切でした。
マレーシアは多民族国家なので、
いろんな文化の人がいることから外国人の対応に慣れているのかもしれないですね。
恥ずかしながら半年たっても幼稚園児レベルの英語も話せない状況。
海外に来たものの、仕事が日本語だとご飯や買い物くらいしか英語に触れる機会がないです。
耳が慣れてきたのか、リスニング力は上がっているきがします!
自分から気持ちを発言できるレベルまで会話力が上げられたらもっとコミュニケーションができて楽しいんだろうなぁ。
すぐに語学上達を目指す場合は、外国人の友人や恋人を作ったり、いろんなところに出かけて人と話すのが一番なのでしょうね。
しかし、週5で勤務していると仕事終わりや週末に出かけるのも体力的に難しいところ。
もっと若いうちに海外に来ていればよかった!!と痛感いたしました…。
ただ、現地に住んでみたら環境の違いを知ることができるし、気軽に外国人とコミュニケーションができる環境は日本には少ないのでいい経験だと思いました。
まとめ
英語が全くできなくても海外に住めるのか?
答えはYESです!
全く話せない状況から話せるようになるかどうかは
その人の生活環境とコミュニケーションの量によるかと思います。
残念ながら私はまだまだ成長が見られないですが…。
いつかは海外映画を日本語訳なしで観れるまでになれたら嬉しいな。
日本も東京オリンピックがあったり、
今後の超高齢社会で外国人の積極採用が増えるだろうと思われます。
道を聞かれたときくらいはスラスラとコミュニケーションが取れるくらいになっておきたいですね。
また、マレーシアに来てみたことで、海外旅行に対する抵抗もなくなりました。
翻訳が使えればなんとかなるし、翻訳がなくてもジェスチャーとインスピレーションでどうとでもなる気がします。
私なんかできるはずない、なんて思わないで飛び出してみるのもいいものですよ。
あなたに充実した生活が送れますように。
ここまで読んでいただきありがとうございました。